フォード ブロンコ 新型をカスタム、ドアとルーフを取り外し…米国西海岸の楽しさを表現

開放的なパイプ状のドアに交換

ルーフとドアミラーに補助ライトを追加

市販車にオプションの「サスクワッチパッケージ」を装備

新型フォード・ブロンコ のカスタマイズモデル、ブロンコ・リップタイド
新型フォード・ブロンコ のカスタマイズモデル、ブロンコ・リップタイド全 6 枚
フォードモーターは8月17日、新型フォード『ブロンコ』のカスタマイズモデル、『ブロンコ・リップタイド』(Ford Bronco Riptide)を米国で発表した。

ブロンコは、フォードブランドの伝統のオフローダー。1992年から1996年まで販売された第5世代を最後に、生産を終了した。フォードブランドは2020年7月、24年ぶりにブロンコを復活させた。

新型ブロンコには、2ドアとブロンコ初の4ドアが米国でラインナップされている。初代モデルの「G.O.A.T. (Goes Over Any Type of Terrain)」コンセプトを継承。新型には、オフロード走行を重視したテクノロジーが組み込まれており、初心者でもエキスパートと同じくらい、オフロード走行が楽しめるという。

◆開放的なパイプ状のドアに交換

この新型ブロンコのカスタマイズモデルが、ブロンコ・リップタイドだ。ベース車両は4ドアで、米国西海岸の楽しさを、純正オプションを利用したカスタマイズで表現した。アウトドアでの冒険のために設計されており、ルーフやドアを取り外し、開放的なパイプ状のドアに交換。サーフボードラックには、サーフボードを積載している。

ベロシティブルーのエクステリアは、熱帯の海の色合いがモチーフだ。防水性のあるビニールトリムシートは、ブラックオニキスとダークスペースグレー仕上げ。ゴム製のウォッシュアウトフローリングは、海辺での使用を想定している。

市販車にオプションの「フォードパフォーマンス」のビードロックリング、Dana製「AdvanTEK」、35インチのオフロードタイヤを装備した。フロントアクスルとリアアクスルのデフロック、ビルシュタイン製ポジションセンシティブロングトラベルショックアブソーバー、ハイクリアランスサスペンションシステムも装備している。

◆ルーフとドアミラーに補助ライトを追加

さらに、純正アクセサリーとして、「Bestop」のメッシュビミニトップ、ヤキマ製バイクラック、ルーフマウントの「RIGID」LEDライトバー、ドアミラーマウントのオフロードライトが装備された。プロトタイプのフロントスチールバンパーも採用している。

サーフボードなどを積載するために、スポーツバーにボルトで固定された2つのプロトタイプクロスバーを開発した。これにより、ソフトトップに干渉することなく、オーバーヘッドラックを簡単に取り付けられるという。

ベース車両のトレイルコントロール、トレイルワンペダルドライブ、トレイルターンアシストを装備した。2.7リットル直列4気筒ガソリンターボの「EcoBoost」エンジンは、最大出力310hp、最大トルク55.3kgmを引き出す。「SelectShift」と呼ばれる10速ATを組み合わせた。

◆市販車にオプションの「サスクワッチパッケージ」を装備

「ブロンコ・テレーン・マネジメント・システム」を採用した。ノーマル、エコ、スポーツ、スリッパリー、サンド、オフロード走行用のバハ、マッド/ルート、ロッククロールなどのモードをドライバーが選択できる。ドライバーがあらゆる地形をより適切に走行できるように設計されているという。

最低地上高は、クラス最高の295mmとした。市販車にオプションの「サスクワッチパッケージ」が装備されており、43.2度のアプローチアングル、26.3度のランプブレークオーバーアングル、37.0度のデパーチャーアングルを持つ。クラス最高の850mmの水深を走破できる最大渡河性能も備えている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「妄想が現実になった」トヨタがAE86のエンジン部品を発売へ…「復刻だけじゃない」その内容に驚きの声
  2. 「TWIN TURBOのロゴ懐かしい!」Z32ファン感涙、レトロ感あふれる新型『フェアレディZ』が話題に
  3. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  4. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
  5. レクサス『IS』改良新型、米国はハイブリッドなし..V6ガソリンだけを設定
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る