サーキットに巨大なモリゾウ選手の顔が登場…SUPER GT 第3戦で新型トランポがデビュー

SUPER GT第3戦のトランポ群
SUPER GT第3戦のトランポ群全 40 枚

サーキットの裏方ではあるが実は多くのファンがいるトランポ。チームのイメージに合わせたカラーリングが施される車両の中に、巨大なモリゾウ選手の顔が描かれたトランポがデビューした。

トランスポーター(通称トランポ)と言えば、レーシングカーはもちろんメンテナンス道具や給油タワー、ピット内を飾り付けるパーテーション、椅子や机、ドライバーのレーシングスーツやメカニックのスーツなど、ありとあらゆる道具を積み込んで全国のサーキットへ向かう。

サーキットに到着すると、荷物を下ろしトランポ内を整理して荷物置き場になるほか、ドライバーの休憩スペース、チームの作戦会議などが行われるミーティングスペースにもなる。

トランポの中には屋根がせり上がり2階建て仕様になるものが多い。横に拡張するタイプのトランポもあり、休憩時に大きなスペースが確保できるようにする工夫が凝らされている。

そんなトランポはパドック内にぎっしりと並ぶため、サイドペイントは時に隠れてしまうこともあるが、今回鈴鹿サーキットでは、ひときわ鮮やかなカラーリングが施されたトランポが出現した。走行状態なら隠れてしまうが、パドックで展開したとき見えるように、ルーキーちゃんとモリゾウ選手のキャラクターが施された、14号車ENEOS X PRIME GR Supraを走らせるTGR TEAM ENEOS ROOKIEチームのトランポだ。

両サイドにルーキーちゃんとモリゾウ選手のキャラクターが描かれており、内装は外から見た範囲では1階に収納スペースと小さい応接室があった。2階は確認出来なかったが、関係者に聞いたところでは「モリゾウ選手の執務室」とのことだ。多くのチーム関係者や訪問者との打ち合わせなどができるスペースがあると思われる。

今回のスーパーGTでデビューしたが、今後はスーパーGTとスーパーフォーミュラで活用して行く予定だと言う。トランポは移動が深夜になることも多く、あまりファンの目に触れることもないが、どこかでその姿が見られるかもしれない。

搬入がひと段落したタイミングで、全てのトラクタがコース上を大移動する行進も見られた。これはレースウイーク中動くことのないトラクタを、全車まとめて保管するための移動だが、その姿はまるでヨーロッパで行われているトラクタレースの様子のようだった。

《雪岡直樹》

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