[動物に会える映画]犬が、あらいぐまが、でもカバは?…夏に家族と楽しむ

『ジャングル・クルーズ』© 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
『ジャングル・クルーズ』© 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.全 11 枚

お家で過ごす夏休みも今年で2回目。そんな方も多いことでしょう。今だからこそ「家族水入らずで過ごす時間」をいかに楽しむかを考えたいもの。そこで、今回は家族皆で一緒に楽しめる作品3本をご紹介します。

『ジャングル・クルーズ』

『ジャングル・クルーズ』© 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.
『ジャングル・クルーズ』© 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

「アミューズメント・パークに行きたい!」 まずは、そんな気持ちを満たしてくれる作品から。『ジャングル・クルーズ』は、ディズニーランドを訪れたことがある人なら、誰でも知っているあの超人気アトラクションから誕生した実写映画です。

勇気と行動力、そして並々ならぬ探究心を持つリリーは、アマゾンに伝わる伝説「不老不死の花」を探すため旅立ちます。目指すのは「伝説に近づく者は全て呪われる」として恐れられているアマゾンの上流奥深くの“クリスタルの涙”という場所。ちょっと気弱な弟を伴い、アマゾンに到着したリリーが、現地ガイドに選んだのは、アマゾン川のクルーズ船船長フランク。観光客たちに珍しい動植物を紹介しながら、先住民と一戦交えたり、あの名所“滝の裏側”に案内したりと、クルーズは怪しさ満載。彼はこの界隈では有名な異端児なのです。でも、観ているこちらとしては、お馴染みのジョークや迷場面がフランク船長から繰り出される度、なんだか嬉しくなってきます。ちょっとしたやらせ事件をきっかけに、彼を信用してしまったリリーですが、実はフランクは誰よりも「不老不死の花」に詳しい人物で…。その正体にも注目です。

肝心の動物ですが、本作には、アマゾン川に生息するカラフルな鳥やピラニア、カバ(なぜアマゾンに!?)、そしてジャガー(こちらは正真正銘アマゾンの住人)が登場します。このジャガーがまたいい味を出しているので、子供たちのハートを捕らえそうな予感です。次々に現れるアマゾンの生物、勇猛果敢なヒロインが引き寄せるトラブル、立ちはだかる大自然に翻弄されつつ、リリーや船長と一緒にジャングル・クルーズで約2時間の冒険へと出かけてみてください。これまで何十回もジャングル・クルーズを体験してきた私ですが、映像で知るその世界は新鮮そのもの。そこには全く新しい世界とエクサイティングな物語が展開しているので、お楽しみに。

『ジャングル・クルーズ』は現在、映画館と「ディズニープラス プレミア アクセス」にて同時公開中。感染対策をした上で映画館に行って観ることもできますし、お家でリラックスして観たいなら今すぐにでもTVで鑑賞することも可能なのが嬉しい限りです。

『パウ・パトロール ザ・ムービー』

『パウ・パトロール ザ・ムービー』 © 2021 Paramount Pictures. All rights reserved.
『パウ・パトロール ザ・ムービー』 © 2021 Paramount Pictures. All rights reserved.

次にご紹介するのも新作、アニメTVシリーズの映画化『パウ・パトロール ザ・ムービー』です。日本では2019年から地上波で放映がスタートし、今や主要動画配信サービスでも人気を博している本作。計160か国以上で放送され、何と3億5000万世帯が視聴、公式YouTubeの再生回数は50億回超え。ジェームズ・マカヴォイやキーラ・ナイトレイ、キム・カーダシアンなど、子供を持つセレブリティからも愛されているのだとか。そんな人気コンテンツが新しいエピソードでついに映画化されました。

リーダーのケント率いる個性豊かなチーム「パウ・パトロール」が見事な連携でトラブルを解決していきますが、映画版には新メンバーのリバティも加わって、いつもよりパワーアップした活躍を見せてくれます。本作が素晴らしいのは、違う個性を持ったキャラクターたちが、それぞれの得意分野を活かしながら協力して難題に向かっていくところ。誰かができないことは、誰かが補う。男女の区別や優劣ではなく、互いの「違い」を認めて手を取り合う。理想的で優しいコミュニティ像が描かれているのです。しかも、犬の様々な「あるある」エピソードも登場。キッズ用コンテンツと侮ってなどいられません。観たことがないという方も、この夏、お子さんと一緒にぜひ楽しんでみてください。

『あらいぐまラスカル』

最後は、TVシリーズ。久々に社会を騒がせた『あらいぐまラスカル』です。原作はスターリング・ノースの『はるかなるわがラスカル』。アニメーション作品も、著者が少年時代に体験した実際のお話が基になっています。少年が小さなあらいぐまと出会ったことから物語は始まるのですが、野生動物との関わりを通して、人間は自然とどう向き合うべきかという永遠のテーマをも映し出していきます。ラスカルの中にある本能や野生を丁寧に描くことで、動物はただ可愛い、ただ美しいだけの存在ではなく、畏怖や敬意を持って接するべき存在なのだと幼い私に教えてくれたのが、まさにこの作品でした。

最近では、オリンピック東京2020でスケートボード女子ストリートのメダリスト、西矢椛選手と中山楓奈選手が“ラスカルの歌”競技の合間に聴いていた、話題にしていたということで注目が集まりました。実は、私もラスカルの歌が大好き。家で仕事をすることが多いので、よく一人で鼻歌を歌っているのですが、オープニング曲『ロックリバーへ』は定番の曲。特に「神様ありがとう~」のくだりが大好きで、いいことがあるとすぐに、歌うことで神に感謝しています(笑)。気分がぐーんと盛り上がるので、若きメダリストの、「ラスカルの歌を聞くと気分が上がる」という意見には同感しきり。世代のギャップを軽々と乗り越え、こんな風に人と人を繋げてくれるなんて、長年愛され続けているラスカルは凄いとつくづく感じました。若きメダリストたちが披露してくれた素敵なエピソードをきっかけに、この夏は、家族皆で楽しんでみてはいかがでしょうか? 現在は動画配信サービスでも観ることが出来るので、ぜひ今夜からでも楽しんでみてください。

■『ジャングル・クルーズ』
映画館 & ディズニープラス プレミア アクセスにて公開中
(※プレミア アクセスは追加支払いが必要です)
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
© 2021 Disney Enterprises, Inc. All Rights Reserved.

■『パウ・パトロール ザ・ムービー』
8月20日(金)日米同時公開
配給:東和ピクチャーズ
© 2021 Paramount Pictures. All rights reserved.

【動物に会える映画 vol.11】夏に家族と楽しめる話題作 3選

《牧口じゅん》

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