コバルト不使用のバルブシート、日本ピストンリングが開発…EV電池需要で調達に課題

バルブシート(イメージ)
バルブシート(イメージ)全 1 枚

日本ピストンリングは、主力製品の一つであるバルブシートに関し、原材料としてコバルトを使用しない製品を開発したと発表した。

これまでバルブシートの材料には、耐摩耗性向上を目的としてコバルトが使われてきた。しかし、コバルトは、電気自動車の車載用電池に欠かせない原材料であるため市場価格が高騰してきていること、また、希少金属であるため安定的な調達が困難となる可能性があること、さらには、責任ある鉱物の調達という観点でリスクがあること等、サステナビリティ面も含め、課題の多い資源でもある。そこで同社は、要求される品質と性能を確保し、かつコバルトを使用しないバルブシートの研究開発を進めてきた。

同社は、構成要素である粉末の組成見直し等により、コバルトフリーでありながら高い耐摩耗性(同社試験比較)を確保したバルブシートを開発。課題の多いコバルトに依存することなく、従来と同水準の機能を確保できるとしている。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る