VRイベントでバイクの魅力を体感、DXを推進するヤマハの新たな取り組みとは

「バーチャルマーケット6」にて無料のシェアライドサービスを提供
「バーチャルマーケット6」にて無料のシェアライドサービスを提供全 2 枚
ヤマハ発動機は、8月28日までバーチャルリアリティ(VR)上で開催中の「バーチャルマーケット6」に2種類のモーターサイクルを出品。VRワールド内を移動できる無料のシェアライドサービスを提供している。

9月1日のデジタル庁設置を控え、デジタルトランスフォーメーション(DX)推進の機運がますます高まりを見せている。ヤマハ発動機も「Yamaha Motor to the Next Stage」をスローガンにDXを推進。経営基盤の改革を実現する「Y-DX1」、ユーザーとの接点強化で今を強くする「Y-DX2」、そして新たな価値を生み出し未来を創る「Y-DX3」を同時に進行させ、それぞれをリンクさせながら実装を加速している。

たとえば、Y-DX1では国内25社・海外111社の情報を連結したグローバルな経営ダッシュボードの準備を進めているほか、Y-DX2ではコネクテッド製品の導入やデジタルマーケティングの取り組み等を進展させている。

ワールドと呼ばれる仮想空間で楽しめるライディング体験
Y-DX3の取り組みとして、ヤマハ発動機は8月28日までVR上で開催中の「バーチャルマーケット6」に概念検証実験EVモデル『MOTOROiD(モトロイド)』とスーパースポーツのフラッグシップモデル『YZF-R1』を出品。VRワールド内を移動できる無料のシェアライドサービスを提供している。

バーチャル車両のほか、ヒト型自律ライディングロボット『MOTOBOT(モトボット)』の3Dアバターも用意。来場者はVRゴーグルを装着して仮想空間を走ることで、街角で車両にまたがったまま自撮りしてSNSで拡散したり、出会った人と一緒にツーリングを楽しんだり、実車さながらのオートバイの動きやサウンド、爽快感などを体験できる。

VR空間での運転は免許やヘルメットなどのライディングギアも不要。今回のバーチャルマーケット出品は、より多くの人たちにオートバイの魅力を体験してもらいたいという、ヤマハ発動機が推進するY-DX3の取り組みの1つだ。

《纐纈敏也@DAYS》

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