【F1】2021年後半戦の新カレンダー発表…1戦減で全22戦に

今季2021年のF1がベルギーGPから後半戦に突入(写真は予選日=8月28日)。これ以降の日程も新たなものが発表されている。
今季2021年のF1がベルギーGPから後半戦に突入(写真は予選日=8月28日)。これ以降の日程も新たなものが発表されている。全 8 枚

8月28日、F1の今季後半戦の新カレンダーが発表された。当初の全23戦から1戦減の全22戦とされており、開催中のベルギーGPを含めて残り11戦となっている。

1カ月弱のサマーブレイクを挟んで、今週末は後半戦最初のレースになる第12戦ベルギーGPが開催されている。その予選日(28日)に、今季後半戦の新たなカレンダーが発表された。日本GPの中止(既報)等を受けて全体が微調整された印象の新たなバージョンであり、当初は全23戦の予定だったものが全22戦になっている。

F1の今季後半戦、第12戦ベルギーGP以降の日程は以下の通り(日付は決勝予定日)。

第12戦 8月29日 ベルギーGP
第13戦 9月5日 オランダGP
第14戦 9月12日 イタリアGP
第15戦 9月26日 ロシアGP
第16戦 10月10日 トルコGP
第17戦 10月24日 アメリカGP
第18戦 11月7日 メキシコシティGP(メキシコ)
第19戦 11月14日 サンパウロGP(ブラジル)
第20戦 11月21日 開催地未定
第21戦 12月5日 サウジアラビアGP
第22戦 12月12日 アブダビGP

ベルギーGPを含めて残り11戦。ただし、そのうち1戦は開催日程のみ決まっている状況である。

コロナ禍による渡航制限(渡航条件)の影響等が見通せないため、今後もさらなる変更が重なる可能性は充分にあり得るだろう。現状で当初予定より1戦減っているが、全22戦が実施されれば、今季2021年のレース開催数は歴代単独最多となる(過去最多は年間21戦)。

一方、ここへ来て来季2022年のレースシートに関する発表も行なわれている。ベルギーGPの走行初日(27日)にはレッドブルがセルジオ・ペレスの来季残留を発表した。現在はホンダのパワーユニット(PU)を搭載して走っているレッドブル、来季はホンダのPU技術を継承した自製PUで参戦することになるが、レースドライバーについてはマックス・フェルスタッペンとペレスのコンビを継続することが決まった。

また、今季アルピーヌからF1復帰した元王者フェルナンド・アロンソも来季の続投がベルギーGP前に正式決定。アロンソに関しては今季の復帰が決まった段階で複数年契約という見方もされていたが、2年目となる2022年に関してはいわゆるオプション契約だった模様で、それがチーム、ドライバーの合意で行使決定(延長決定)に至ったようである。

アルピーヌは6月にエステバン・オコンと2024年まで契約延長したことを発表しており、来季もオコン&アロンソの布陣だ(オコンは8月1日決勝の今季第11戦ハンガリーGPでF1初優勝を飾った)。

来季のストーブリーグに関しては、メルセデスがルイス・ハミルトンの相棒をバルテリ・ボッタス続投とするか、ジョージ・ラッセル(現ウイリアムズ)昇格起用とするか、ここが目下最大の焦点となっている(ハミルトンについては7月に2023年までの契約延長発表済み)。

なお、28日に実施されたベルギーGPの予選では、フェルスタッペンがウエットコンディションでのポールポジション争いを制した。ラッセルが2位という大殊勲のパフォーマンスで、3位にハミルトン。アルファタウリ・ホンダの角田裕毅は17位だった(他車の降格ペナルティで16番グリッド発進になる見込み)。決勝レースは29日に行なわれる。

《遠藤俊幸》

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