トヨタ、商用車向け燃料電池システムを米国で生産へ…2023年から

トヨタの商用車向け燃料電池システム
トヨタの商用車向け燃料電池システム全 3 枚

トヨタ自動車(Toyota)の米国部門は8月25日、トヨタ・モーター・マニュファクチャリング・ケンタッキー(TMMK)に専用ラインを設け、2023年からデュアル燃料電池モジュールの生産を開始すると発表した。

このデュアル燃料電池モジュールは、水素を動力源とする大型商用トラックに搭載するものだ。トヨタの燃料電池モジュールは、他のトラックメーカーがトヨタの技術サポートを受けながら、既存のシャシーに燃料電池技術を組み込むことを可能にする。

デュアル燃料電池モジュールは、重量が約1400ポンドで、最大160kWの連続電力を供給できる。燃料電池システムには、高電圧バッテリー、電気モーター、トランスミッション、水素貯蔵タンクも含まれている。

さらにトヨタは、トラックメーカーがゼロエミッションのパワートレインシステムを、さまざまな大型トラックに搭載するにあたって、役立つパワートレインに関するノウハウを提供していく。

トヨタモーターノースアメリカの小川哲男社長兼CEOは、「大型トラックメーカーは、一体モジュールの燃料電池パワートレインを導入できるようになる。大型トラックセグメントでゼロエミッションのオプションを顧客に提供できるようになる」と述べている。

《森脇稔》

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