BMWが3輪電動アシスト自転車のライセンスを付与、『コンセプト・ダイナミック・カーゴ』市販化…IAAモビリティ2021

発進と同時にモーターが電動アシスト

後輪の上側にモジュラー式アタッチメント

IAAモビリティ2021ではメディア向け試乗会

CUBEコンセプト・ダイナミック・カーゴ・インスパイアード by BMW
CUBEコンセプト・ダイナミック・カーゴ・インスパイアード by BMW全 11 枚

BMWグループは9月3日、3輪電動アシスト自転車の『コンセプト・ダイナミック・カーゴ』のライセンスをCUBEに付与し、市販モデルの『CUBEコンセプト・ダイナミック・カーゴ・インスパイアード by BMW』として、9月6日に開幕するIAAモビリティ2021で初公開すると発表した。

写真:CUBEコンセプト・ダイナミック・カーゴ・インスパイアード by BMW

CUBEは1993年、ドイツに設立された。MTBやロードバイク部門のミドルレンジやハイエンドクラスにおいて、ドイツのトップブランドとなり、現在は世界60か国以上に進出。商品ラインナップは350を超えている。

発進と同時にモーターが電動アシスト

BMWグループがCUBEにライセンスを付与するコンセプト・ダイナミック・カーゴは、コンパクトな3輪電動アシスト自転車のスタディモデルだ。俊敏性が高く、オプションが豊富で、1年を通して利用できる3輪電動アシスト自転車を目指している。荷物や子どもを乗せるだけでなく、レジャーのためのアタッチメントを追加することが可能で、さまざまに目的に合わせて使用できるようにした。

自転車は排出量がゼロであり、都市部で最も速く最も効率的な移動手段のひとつだ。しかし、雨や寒い日、路面が滑りやすい時には、多くの人々が自転車の代わりに車や公共交通機関を利用する。

現在欧州では、都市部の移動に車を使用する代わりの選択肢として、さまざまな3輪電動アシスト自転車が発売されている。ただし、多くの3輪電動アシスト自転車は、荷物や子どもを乗せる必要があるため、通常の自転車よりも幅が広く、長い。また、3輪電動アシスト自転車は重量が重いため、運転の敏捷性と取り扱いの面において、通常の自転車と比較して劣る部分も存在する。コンセプト・ダイナミック・カーゴでは、ペダルを踏んで、2つの後輪が回り始めると同時に、モーターによる電動アシストが開始される。

後輪の上側にモジュラー式アタッチメント

コンセプト・ダイナミック・カーゴの特徴は、フロントのメインフレームにある。メインフレームは、ピボットアクスルを介してリアセクションに接続されており、コーナーでは傾く。一方、リアセクションは、コーナーでも傾くことなく、安定している。

非ピボット式アクスルを備えた後輪は、高剛性を追求した設計とした。通常の電動アシスト自転車と比較して、3輪電動アシスト自転車は、天候を問わず優れた乗り心地を実現するという。

また、後輪の上側のスペースには、多用途のピックアップスタイルの輸送プラットフォームのベースとしての役割を持たせた。この部分には、荷物や子どもを乗せるために、モジュラー式のアタッチメントを取り付けることができる。モジュラー設計によって、例えばサーフボードを積載するなど、さらに多くの用途が見込まれるという。非ピボット設計は、ユーザーが重量増をほとんど認識しないという利点があり、ライディング体験を快適にしながら、あらゆる荷物を安全かつ安定した輸送できる、と自負する。

IAAモビリティ2021ではメディア向け試乗会

BMWグループは、コンセプト・ダイナミック・カーゴのライセンスをCUBEに付与し、市販モデルのCUBEコンセプト・ダイナミック・カーゴ・インスパイアード by BMWとして、IAAモビリティ2021で初公開する。CUBEのアンドレア・フォティCEOは、「BMWのアイデアに着想を得て、すべてのノウハウを量産に適したカーゴバイクの開発に注ぎ込んだ。誰でも楽しむことができるコンパクトで機敏で安全なトライクを開発した。コンパクトなデザインは軽量で操作が簡単」と語る。

なお、IAAモビリティ2021では9月7日、メディア関係者向けにCUBEコンセプト・ダイナミック・カーゴ・インスパイアード by BMWの試乗会を行う、としている。

《森脇稔》

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