【F1 イタリアGP】メルセデスがフロントロー独占…ボッタスが予選レースのポールポジションを獲得

F1イタリアGP
F1イタリアGP全 8 枚
イタリア・モンツァ・サーキットで10日、F1第14戦イタリアGPが開幕。初日に行われた公式予選でバルテリ・ボッタス(メルセデス)がポールポジション、ルイス・ハミルトン(メルセデス)が2番手で、メルセデスが予選レースのフロントローを独占した。

イギリスGPで試みられた予選レース(Sprint Qualifying)で決勝レースのスターティンググリッドを決めるフォーマットが、イタリアGPでも採用された。通常は土曜日に行われる公式予選が金曜日に行われ、その結果により土曜日に約100kmの予選レースを行うことになる。

公式予選のフォーマットは通常通りで、Q1で16位から20位までのグリッドが決定し、Q2で11位から15位のグリッドが決定。そして最終Q3で上位10台がポールポジションを掛けてタイムアタックを行う。

Q3に進んだのは以下の10台。
ルイス・ハミルトン(メルセデス)
バルテリ・ボッタス(メルセデス)
ランド・ノリス(マクラーレン)
マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
ダニエル・リカルド(マクラーレン)
ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)
アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)
カルロス・サインツ(フェラーリ)
シャルル・ルクレール(フェラーリ)
セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)

Q3開始直後に行われた1回目のアタックではハミルトンが1分19秒949でトップタイム。0.017秒差でフェルスタッペンが続いた。この時点で3位のノリスまで100分の6秒差。10位のペレスまでも1秒以内の差と、僅差の戦いとなった。

残り3分を切った時点で最後のタイムアタックをすべく10台全車が再びコースイン。予選レースのポールポジションを獲得すべく、渾身のアタックが行われた。まずフェルスタッペンがハミルトンのタイムに挑んだが、自身のタイムをも上回ることができず2番手のまま。その後、ここまで5番手だったボッタスがハミルトンを上回るペースでのアタックをみせ、1分19秒555を叩き出してトップに浮上してきた。ハミルトンも自身のタイムを更新したが一歩及ばず、ボッタスが予選レースのポールポジション獲得した。

ハミルトンが2番手でメルセデスがフロントローを独占。3番手はフェルスタッペン、4番手はノリスという結果になった。

ガスリーは6番手、ペレスは9番手。角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)はQ1を15番手で終えたが、アタックラップでコース外走行があったとの判断でタイムが抹消され、その前に記録したタイムで17番手となった。

イギリスGPは11日にフリー走行2回目と予選レースが行われ、12日に決勝レースが行われる。

■イタリアGP 公式予選結果
1. バルテリ・ボッタス(メルセデス)/1分19秒555
2. ルイス・ハミルトン(メルセデス)/1分19秒651
3. マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)/1分19秒966
4. ランド・ノリス(マクラーレン)/1分19秒989
5. ダニエル・リカルド(マクラーレン)/1分19秒995
6. ピエール・ガスリー(アルファタウリ・ホンダ)/1分20秒260
7. カルロス・サインツ(フェラーリ)/1分20秒462
8. シャルル・ルクレール(フェラーリ)/1分20秒510
9. セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)/1分20秒611
10. アントニオ・ジョビナッツィ(アルファロメオ)/1分20秒808

以下Q2
11. セバスチャン・ベッテル(アストンマーチン)/1分20秒913
12. ランス・ストロール(アストンマーチン)/1分21秒020
13. フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)/1分21秒069
14. エステバン・オコン(アルピーヌ)/1分21秒103
15. ジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)/1分21秒392

以下Q1
16. ニコラス・ラティフィ(ウィリアムズ)/1分21秒925
17. 角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)/1分21秒973
18. ミック・シューマッハ(ハース)/1分22秒248
19. ロバート・クビサ(アルファロメオ)/1分22秒530
20. ニキータ・マゼピン(ハース)/1分22秒716

《藤木充啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. さらなる人馬一体へ!NDロードスター用「リビルトエンジン」発売、価格は65万7800円
  2. 「本当に世に出るとは」車重わずか1トンで800馬力V12、「超アナログ」スーパーカー…新型車記事ランキング 8月
  3. メルセデスベンツ『Gクラス』、オープン「カブリオレ」復活へ
  4. ホンダ『フリード』がニューレトロに!? ダムドが専用ボディキットのデザインを先行公開 発売は2025年冬
  5. マツダの新型SUV『EZ-60』すでに4万台の予約殺到! SNSでは「マツダ復権か??」「日本でも売るべき」など話題に
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る