札幌駅の新幹線高架橋工事は2022年夏から…1番線廃止、11番線供用の準備も進む

11番線の工事に伴ない、かなりの部分が閉鎖されている札幌駅北口。2021年6月5日。
11番線の工事に伴ない、かなりの部分が閉鎖されている札幌駅北口。2021年6月5日。全 7 枚

JR北海道は9月15日、2030年度に予定されている北海道新幹線札幌延伸に伴ない、2022年夏頃から札幌駅の新幹線高架橋工事に着手すると発表した。

北海道新幹線札幌駅は「北5西1街区」と呼ばれる、創成川の西側に建設されることになっており、新幹線列車は西側(桑園方)から、南側の現1番線を活用する高架橋を通り、創成川を跨ぐ形で建設される東側(苗穂方)のホームに発着する。

そのため、1番線は2022年10月に廃止される予定となっており、その代替として、現在、北側で11番線の新設工事が行なわれている。これに関連して、2021年10月には11番線下の北側連絡通路が使用停止となる予定。

また、1番線向かいの2番線部分についてはホームや階段の幅員縮小やエスカレータ改修を実施する計画。

高架橋の耐震補強工事も合わせて実施されるため地下商業施設『パセオ』の主要設備が撤去され、同施設は2022年10月から3~6年程度休業する予定。その間、パセオ店舗内の通路が全面的に閉鎖されるほか、東西コンコース内昇降設備の一部や南側連絡通路が利用できなくなる。

高架橋工事は札幌駅の東西約800mの範囲を4ブロックに分けて段階的に着手され、在来線高架橋南側の道路や一部を除く高架下の施設が支障するとしている。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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