ジープ グラディエーター に開放的な「ハーフドア」、米国でオプション設定

ジープ・パフォーマンス・パーツが開発

ブラインドスポットモニタリングの作動に影響を与えないように設計

新車登録から3年間/走行3万6000マイルの新車保証が適用

ジープ・グラディエーター にオプション設定された「ハーフドア」(米国仕様)
ジープ・グラディエーター にオプション設定された「ハーフドア」(米国仕様)全 11 枚

ジープブランドは9月14日、米国向けの『グラディエーター』(Jeep Gladiator)に「ハーフドア」をオプション設定すると発表した。グラディエーターは、日本市場への導入も予定されているピックアップトラックだ。

ジープ・パフォーマンス・パーツが開発

このハーフドアは、「ジープ・パフォーマンス・パーツ」が開発したもの。ジープ・パフォーマンス・パーツは、純正オプションとして、200点以上をラインナップする。オフロードパフォーマンスのファン向けに特別に設計されたパーツとアクセサリーを擁している。

ジープ・パフォーマンス・パーツは2012年、ジープブランドのために、ステランティスの純正パーツを手がける「Mopar」によって設立された。ジープ・パフォーマンス・パーツは、オフロードファンに向けて、ハイエンドかつハードコアな品質のアフターマーケットアクセサリーとパフォーマンスパーツを提供する。

ジープ・パフォーマンス・パーツは、自動車メーカーの品質テストに合格しており、そのラインナップには、アクスル、リフトキット、バンパー、ウインチ、スキッドプレート、サスペンションコンポーネントなどがある。ジープ・パフォーマンス・パーツは、エンジニアリングや製品設計チームと緊密に連携して開発された。厳格な基準とアフターマーケットでは入手できないメーカー独自のデータを利用して、各パーツの色やフィット感、仕上がりに高い品質を追求している。ジープ・グラディエーター(米国仕様)ジープ・グラディエーター(米国仕様)

ブラインドスポットモニタリングの作動に影響を与えないように設計

米国では、新開発のハーフドアとアッパーウィンドウアセンブリが、グラディエーターのメーカーオプションとして利用可能になった。グラディエーターにハーフドアを導入することにより、ジープ史上、最高のオフロード性能を備えたピックアップトラックに、オープンエア体験をプラスするという。

ジープブランドが設計やテストを行い、ジープの属するステランティスの工場で生産されるハーフドアは、中型ピックアップトラックのグラディエーターのスタイリング、セキュリティ、乗員保護性能を維持しながら、運転体験を向上させる、と自負する。低いウィンドウを備えたハーフドアは、オンロードとオフロードで走行する際、視認性を向上させるという。

ジープグラディエーター向けの「デュアルドア」には、フルドアとハーフドアの両方が含まれている。米国では、グラディエーターの新車購入時に、Moparのカスタムショップを通じて購入できる。グラディエーターには、標準で軽量かつ高強度のアルミ製ドアが取り付けられている。交換用のボディ同色のアルミ製ハーフドアは、車内に収納することができる。

完成車と同じ素材と製造品質を備えた新しいハーフドアは、先進運転支援システム(ADAS)のひとつ、「ブラインドスポットモニタリング」の作動に影響を与えないように設計されている。通常のドアからハーフドアへの交換作業は、既存のヒンジ位置や同じ配線接続を使用するため、数分以内に済むという。ジープ・グラディエーター(米国仕様)ジープ・グラディエーター(米国仕様)

新車登録から3年間/走行3万6000マイルの新車保証が適用

また、新開発のアッパーウィンドウアセンブリは、耐候性を追求しており、脱着性に配慮したジッパー式プラスチックウィンドウを備えている。このアッパーウィンドウには、ベースグレードのソフトトップルーフ向けのビニール仕様と、プレミアムグレードのソフトトップルーフ向けのアクリル仕様の2つの素材が用意されている。

アッパードアフレーム部分には、工具なしで脱着作業が行えるデュアルガイドポストシステムを導入している。なお、ハーフドアとアッパーウィンドウアセンブリを装着した場合でも、新車登録から3年間/走行3万6000マイルの新車保証が適用される。

ジープブランド北米担当、ジム・モリソン副社長は、「オープンエアの自由はジープブランドの特長だ。2021年初めにラングラーに新しいハーフドアが導入されたのに続いて、グラディエーターの顧客にもオープンエアを受け入れる機会を提供する」と語っている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  2. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. VW『ゴルフGTI』50年の歴史で最強、325馬力の「EDITION 50」発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. コンチネンタル、EVモーター用の新センサー技術開発…精密な温度測定可能に
  4. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る