ホンダ、3列シートの小型SUV『BR-V』新型を発表…インドネシア

SUVのタフさにMPVの快適さを組み合わせ

7インチタッチスクリーンと4.2インチTFTディスプレイ

1.5リットル「i-VTEC」エンジンは最大出力121ps

ホンダ BR-V 新型
ホンダ BR-V 新型全 7 枚

ホンダは9月21日、新型『BR-V』(Honda BR-V)をインドネシアで発表した。3列シートの小型SUVの2世代目モデルとなる。

BR-Vは2015年12月、タイのバンコクで開催されたタイ国際モーターエキスポ2015において、市販モデルが初公開された。BR-Vは、SUVらしい外観とハンドリングに加えて、広々とした室内空間と多彩なユーティリティを兼ね備えたモデルだ。BR-Vはこれまでに全世界で25万5000台以上を販売しており、そのうち、インドネシアは約30%の7万6846台と、最量販市場になっている。

ホンダは新型の開発にあたって、7人乗りSUVに対する現地のニーズなどを把握するために、綿密な調査を実施した。量産に先立ち、ホンダは新型のプレビューコンセプトモデル、『N7X』を開発。 N7Xコンセプトは、インドネシア各地で展示され、ユーザーから好意的な反応を受け、新型の開発の基礎になった。

SUVのタフさにMPVの快適さを組み合わせ

初代の開発コンセプトと同様に、SUVのデザインとタフさ、MPVのキャビンの快適性と機能性、そしてホンダ車の特徴の快適な運転性能と燃費を組み合わせて設計されている。さらに、「ホンダレーンウォッチ」を含めた「ホンダ・センシング」の採用など、7名乗りSUVの新基準を打ち立てることを目指した。

外観は、前後にしっかりとしたボディラインを融合させて、ダイナミックさを表現した。正面から見ると、新型は高級SUVのように、アグレッシブでスポーティに見えるデザインを目指したという。LEDデイタイムランニングライト付きのLEDヘッドランプは、フロントグリルと一体の新デザインとした。テールランプには、ボディラインと調和するように設計されたLEDライトバーが付く。足元には、アグレッシブさを強調した17インチのアルミホイールを装着している。

ボディカラーには、新色のプレミアムオパールホワイトパールをはじめ、タフタホワイト、ルナシルバーメタリック、モダンスチールメタリック、クリスタルブラックパールの5色をラインナップした。

7インチタッチスクリーンと4.2インチTFTディスプレイ

ダッシュボード中央には、スマートフォン接続やハンズフリー通話などのさまざまな機能を備えた7インチのタッチスクリーンを配置した。ドライバー正面には、4.2インチのTFTディスプレイが装備されており、ホンダ・センシングなど、さまざまな情報を表示する。

アームレストやサイドドアパネル、ダッシュボードパネルなどには、レザーコーティングが施された。収納スペースは、新設計のアームレスト、コンソールエリアのカップホルダー、ポケット付きのコンパートメントなど、使いやすさを向上させた。ウォーターボトルホルダーは、合計8本分。3列目シートは、50対50で折りたたむことができる。

各種デバイスとの接続や充電が可能なパワーアウトレットの数を増やした。フロントコンソールエリア、2列目シート、3列目シートに配置され、最大12Vのパワーでさまざまなデバイスに接続できる。

1.5リットル「i-VTEC」エンジンは最大出力121ps

1.5リットル直列4気筒ガソリン「i-VTEC」エンジンを搭載する。最大出力121ps/6600rpm、最大トルク14.8kgm/4300rpmを引き出す。改良されたエンジンは、新開発のCVTと組み合わせることにより、燃費とパフォーマンスを追求した。排出ガス性能は、EURO4基準に適合する。

新型には、自動的にエンジンを始動するリモートエンジンスタートを用意する。ドライバーが車から2m以上離れたときにドアを自動的にロックするウォークアウェイオートロック機能、キーを使わずにドアロックを解除できるスマートエントリー、車がロックされたときにドアミラーを自動的に閉じるLEDターニングシグナル付きの自動折りたたみドアミラーを採用している。

安全性の面では、新型の全モデルに、最新のホンダ・センシングを搭載した。先行車出発通知システム(LCDN)、衝突軽減ブレーキシステム(CMBS)、車線維持支援システム(LKAS)、車線逸脱警告(RDM)、アダプティブクルーズコントロール(ACC)、オートハイビームなどが採用されている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  3. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  4. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
  5. シートに座ると自動で送風開始、取り付け簡単「クールカーシート」2モデルが発売
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る