[インストール・レビュー]ナビヘッドでシンプルに…ボルボ V70R by サウンドステーション オートステーション K2 後編

“ボルボ V70R”Pro Shop インストール・レビュー(オーナー:梅本正樹さん) by サウンドステーション オートステーション K2 後編
“ボルボ V70R”Pro Shop インストール・レビュー(オーナー:梅本正樹さん) by サウンドステーション オートステーション K2 後編全 9 枚

愛車に対してシンプルで高音質なオーディオを導入することをテーマにした梅本さん。フロントステージには2ウェイスピーカーを選んだ結果、大阪府のサウンドステーション オートステーション K2が見せるところはきっちり見せるデザインを完成させた。

ブラムの2ウェイスピーカーを選び
コクピットまわりをシンプルに彩る

ボルボをこよなく愛するオーナーの梅本さん。クルマの魅力をスポイルしないためシンプルなインストールを徹底した。

V70Rのドア形状をうまく利用したアウターバッフルを組んだ。ブラム・シグネチャーシリーズのミッドバスをインストールする。

ブラム純正のプロテクションを使ったデザインもシンプルで機能的。音質面と使い勝手をしっかり両立させている。

ボルボの機能性を損なうこと無く、高音質なオーディオシステムをインストールすることを狙った梅本さん。ラゲッジへのインストールは前編でお伝えしたとおり床下収納スペースを効率良く使った処理で、積載スペースを極力スポイルしない処理を施した。

一方のコクピットまわりにもオーナーの思いが込められている。スピーカーに選んだのはブラムのハイエンドシリーズであるシグネチャーの2ウェイユニット。シンプルなシステムにこだわったオーナーは、ここでもあえて2ウェイをチョイスすることにした。取り付けとしてはAピラーへツイーター、ミッドバスはドアにアウターバッフルとしている。手の込んだ取り付けながら派手さを抑えた堅実なインストールスタイルが取られた。

デザイン面で見どころとなったのはドアへのミッドバスの取り付け。スピーカー周辺の純正パネルは後方のドアポケット上部に掛かる構造。この形状を踏襲しつつアウターバッフルを製作したのが見どころ。シグネチャーのミッドバスをシンプルに取り付けつつ、ドアポケットを含む機能性を一切スポイルしていない。振動板はブラム純正のグリルを使って保護するスタイルもシンプル&機能的。

美しいフェイスプレートを見せつける
Aピラーへのツイーター取り付け注目

ラゲッジでも徹底されたシンプルインストールをコクピットで踏襲。あえて2ウェイスピーカーを選んで取り付けの手数を減らしている。

ブラムのツイーター・TSM 25 MG 70HRはリング状のフェイスプレートを持つ独特の形状。Aピラーに存在感満点で取り付けられた。

プレート部までを含めると大型のツイーターだが、ピラーの加工を施すことでスマートにインストールするのも見どころ。

コクピットでもうひとつの見どころとなるのがAピラーへのツイーターの取り付けだ。ブラム・シグネチャーシリーズのツイーターであるTSM 25 MG 70HRをチョイスし、サウンド面では高域特性に優れたテイストを目指した。

取り付け面で見どころとなったのは同ツイーターの円盤状のフェイスプレートだ。外見は一般的なツイーターに比べて大型になるが、Aピラーを加工してすんなり納めている。プレート表面にはブラムのロゴなどが刻まれているのでインパクトも十分。コクピットに座った際の視角的な満足感も生まれる取り付けとなった。Aピラーをエグリ加工してこのツイーターを納めた加工も美し、コクピットのアイキャッチとなるデザインとなっている。

スペック的には43kHzまで伸びる高域特性を持つ同ツイーターなので、サウンド面でも魅力十分。理想のスピーカーロケーションに設定されたツイーターは、狙い通りのサウンドを引き出した。

ナビヘッドでシンプルシステムを完結
音楽ストリーミングも積極的に利用する

ヘッドユニットにはサイバーナビを用いる。これもシンプルシステムを標榜するオーナーの狙い通り。

メディア再生の多様性をグレードアップするためAmazon Fire TV Stickを取り入れているのも特徴だ。

シンプルなシステムを徹底したオーナー。オーディオプレイヤーとして利用しているのはカロッツェリアのサイバーナビ。プロセッサーも内蔵の機能を用いて前編でお伝えしたパワーアンプ群をコントロールしている。システム的にもシンプルになること、ユニットの数も最小限に抑えるというオーナーの望みが反映された。

一方、メディア再生の多彩さには敏感な梅本さん。サイバーナビによる再生だけでは飽き足りず、ストリーミングによるメディアプレイヤーとしてAmazon Fire TV Stickを利用しているのにも注目。音楽ストリーミングで幅広い音楽ジャンルを楽しんでいるのに加え、ハイレゾ音源の再生なども楽しんでいる。音楽好きのオーナーならではの楽曲優先のシステム構成と言えるだろう。

“シンプル”をキーワードにシステム構築を実施。オーナーならではの思想を反映させた独自システムを作り上げたボルボV70R。梅本さんが思い描いた高音質で使い勝手の良いオーディオ環境を搭載した愛車ができ上がった。好きなクルマに好きな音楽があればますますドライブは楽しくなることを実感させてくれるクルマとなった。

土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

“ボルボ V70R”Pro Shop インストール・レビュー(オーナー:梅本正樹さん) by サウンドステーション オートステーション K2 後編

《土田康弘》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る