VW『タイグン』、新型コンパクトSUVをインドで発売

VWグループの「MQB A0 IN」車台がベース

グリル中央に新しいVWのロゴマーク

2651mmのロングホイールベースで室内空間を追求

フォルクスワーゲン・タイグン
フォルクスワーゲン・タイグン全 12 枚

フォルクスワーゲンは9月23日、新型コンパクトSUVの『タイグン』(Volkswagen Taigun)をインド市場で発売した。現地ベース価格は、10万4990ルピー(約157万円)と発表されている。

VWグループの「MQB A0 IN」車台がベース

タイグンは、フォルクスワーゲングループの「MQB(モジュラー・トランスバース・マトリックス)」プラットフォームの「MQB A0 IN」をベースに開発されたコンパクトSUVだ。

タイグンのパワートレインには、高性能、低燃費、ドライビングプレジャーを追求した直噴ガソリンターボ「TSI」エンジンを搭載する。排気量は、1.0リットルと1.5リットルの2種類。トランスミッションは、1.5リットルが7速DSGまたは6速MT、1.0リットルが6速ATまたはMTを組み合わせる。

安全面では、最大6個のエアバッグ、ESC、後席3座席のヘッドレスト、3点式シートベルト、ISOFIXを装備した。また、リアパークディスタンスコントロール、ヒルホールドコントロール、タイヤ空気圧警告システムも採用している。

グリル中央に新しいVWのロゴマーク

タイグンは、力強くカリスマ的なエクステリアデザインや、コンパクトサイズでありながら広い室内空間を備えている。フロントマスクは、インドの顧客の嗜好を反映させて、フロントグリルにクロームの装飾を施しながら、フォルクスワーゲンらしさも強調した。新しいフォルクスワーゲンのロゴマークは、グリルの中央に配置される。タイグンは、新しいフォルクスワーゲンのロゴマークを装着した最初のインド現地生産車のひとつになるという。

デイタイムランニングライト付きLEDマトリックスヘッドランプは、走行する前でも光を放つ。ライトを個別にオフにして、調光することも可能だ。LEDマトリックスヘッドランプは、インテリジェントに制御され、他の道路利用者を眩惑させることなく、道路を可能な限り明るく照らすことができる。

タイグンは、セグメント内で最も特徴的なリアデザインを持つ、と自負する。C字型の左右のLEDテールランプが、中央のガーニッシュでつながり、力強いリアエンドデザインを構築した。より高い車高とオンロードでの存在感を引き上げる「R17」デュアルトーンアルミホイールが装着されている。

2651mmのロングホイールベースで室内空間を追求

タイグンのインテリアは、SUVらしい高い着座位置により、優れた視認性を可能にしている。全体的な視界の良さは、タイグンの乗員に安心感を与えるという。 2651mmのロングホイールベースにより、室内空間を追求した。タイグンの後席ベンチシートは、中央の乗員でも快適に過ごせることを目指して設計された。

タイグンは、スマートな収納スペース、アンビエントライト、ベンチレーテッド機能付きのフロントレザーシート、モダンなダッシュボードを備えている。デジタルコックピットとタッチコントロール付きのオートエアコンも装備された。

ワイドな25.6cmのタッチスクリーンインフォテインメントには、Apple「Carplay」とグーグル「AndroidAuto」が組み込まれた。誘導充電インターフェース(タイプC、USB充電ポート)によって、スマートフォンの充電が可能。マルチファンクションレザースポーツステアリングホイールと電動サンルーフも採用した、としている。

《森脇稔》

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