BMW のスマホアプリ「My BMW」に新機能…今秋欧州で採用へ

アプリ上で目的地を設定し目的地を車両に転送

タイヤの状態に関する情報をドライバーに通知

電動車の充電を支援する機能も

BMWの「MyBMWアプリ」のイメージ
BMWの「MyBMWアプリ」のイメージ全 4 枚

BMW は2021年秋から、欧州向けの「My BMWアプリ」に新機能を採用する。9月22日、BMWが発表した。

アプリ上で目的地を設定し目的地を車両に転送

My BMWアプリでは、アプリ上で目的地を設定し、目的地を車両に転送できる。これにより、車両に乗り込んで目的地を設定するという煩わしさから、ユーザーを解放する。

さらに、車両の状況や車両の位置の確認、車両のロック/ロック解除、ヘッドライトの点灯、換気などの操作を遠隔で行うことができる。BMWから最新ニュースや、キャンペーン情報を入手する機能もある。

サービスでの入庫予約リクエストも、スマートフォンを通じて可能にした。My BMWアプリは、車両とユーザー、BMWブランド、BMWディーラー間のコミュニケーションのためのユニバーサルインターフェースとして機能するという。

タイヤの状態に関する情報をドライバーに通知

このMy BMWアプリが2021年秋、新機能を採用する。たとえば、リモート3Dビューサービスによって送信された画像は、撮影場所と時間に関する情報を含めて、ギャラリーに保存される。車両の空調や換気の状態も、My BMWアプリに分かりやすく表示されるようになる。

さらに、My BMWアプリは、スマートフォンを通じて、タイヤの状態に関する情報をドライバーに通知する。この新機能は、故障のリスクを最小限に抑えるのが狙い。My BMWアプリには、タイヤ空気圧システムによって測定された数値を表示する。

さらに、デジタルタイヤ診断として、My BMWアプリを介して、タイヤの摩耗に関する情報を送信することもできる。 BMWのバックエンドでは、タイヤ空気圧制御システムからのデータが、温度とホイール回転数の値とともに処理され、タイヤの寿命を予測する。タイヤ空気圧コントロールの一環として、タイヤの損傷の兆候も検知する。

My BMWアプリの新機能は今秋から、欧州向けの『1シリーズ』、『3シリーズ』、『4シリーズ』、『2シリーズクーペ』、『2シリーズグランクーペ』、『Z4』、『X5』、『X6』、『X7』で利用できる。

電動車の充電を支援する機能も

アマゾン(Amazon)の音声アシストの「アレクサ(Alexa)」 を「BMWオペレーティングシステム7.0」搭載車に採用した。この音声アシスサービスは、旧世代の「BMWオペレーティングシステム5.0」と「BMWオペレーティングシステム6.0」搭載車でも利用できるようになった。

「クライメートタイマー」は従来、EVやプラグインハイブリッド車(PHV)向けの機能だった。これを、ガソリンとディーゼルエンジン車にも拡大展開する。内燃エンジン車でも、走行前に空調システムを最適な状態に整えておくことができるようになった。

「チャージングプラン」は 、EVやPHVの顧客向けの新機能だ。これにより、バッテリーの充電を支援する。将来的には、現在の充電ステータスを通知するプッシュ通知が利用できるようになるという。充電ステーション検索には、フィルター機能が採用された。これにより、プロバイダー、互換性、充電速度などの条件によって、適切な充電施設を見つけることを支援する。

「BMWマップ」は、さらに直感的に使用できるように変更されたメニューと、ルート計算の性能アップが特長だ。使いやすさとパフォーマンスの向上を実現した、としている。

《森脇稔》

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