ロングシートにC寝台とD寝台…関東鉄道に寝台気動車? 10月23日発

寝台とはいえ、実際は枕付きのロングシートで寝る「急行夜空号」。C寝台とD寝台はB寝台よりもはるかに簡易な寝台という意味か?常総線取手~下館全線を走行し、途中、撮影会などのイベントも開かれる。
寝台とはいえ、実際は枕付きのロングシートで寝る「急行夜空号」。C寝台とD寝台はB寝台よりもはるかに簡易な寝台という意味か?常総線取手~下館全線を走行し、途中、撮影会などのイベントも開かれる。全 3 枚

茨城県の関東鉄道は10月23日、常総線で夜行列車「急行夜空号」を運行する。

【画像全3枚】

キハ0形など同社の旧型気動車3両編成を使用して守谷駅発着(23時45分発、5時40分解散)で運行されるが、座席種別は夜行列車らしく、ロングシートに座席のモケット生地を使用したオリジナル枕を備えた「C寝台」「D寝台」となっている。

C寝台とD寝台の違いは「寝台」の長さで、それぞれ2mと1m60cm。幅はいずれも45cm。戦前に登場した2等寝台車(後のA寝台車)には「ツーリスト式」と呼ばれる、ロングシート状の座席をベッド化するものがあったが、それを若干彷彿させるスタイルで、「寝台気動車」風とも言えるだろう。

ちなみに、1963年には寝台気動車の実験が行なわれたことがあったが、国鉄では実用化に至らず、2017年にデビューしたJR西日本の87系『TWILIGHT EXPRESS 瑞風』が最初となった。

旅行代金はC寝台(30席)が1万3000円、D寝台(6席)が1万2000円で、申込みは10月7日12時から関鉄観光のウェブサイトで受け付ける。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 日産『GT-R』をオリジナルアルミボディでカスタム、「R356」がふるさと納税の返礼品に…三重県明和町
  2. 中国製高級ミニバンが日本初上陸、『ZEEKR 009』を国内販売へ…ジャパンモビリティショー2025
  3. ついに巨大グリルがなくなる!? ガソリンエンジン搭載BMW『M3』次期型、ノイエクラッセ採用で2027年登場
  4. 新型センチュリーは2ドアに、レクサス『LS』は6輪ミニバンに大変身…土曜ニュースランキング
  5. マツダの新型SUV『EZ-60』が250万円スタート…10月に盛り上がった口コミ記事ベスト5
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る