10月7日22時41分頃、東京都内で2011年の東日本大震災以来となる最大震度5強を記録した千葉県北西部を震源とする地震に伴ない、新交通システムの日暮里・舎人(にっぽり・とねり)ライナー(日暮里~見沼代親水公園)で運行見合せが続いている。
日暮里・舎人ライナーは、2008年3月に開業した案内軌条式鉄道(Automated Guideway Transit=AGT)で、走行路の中央にあるガイドレールに沿ってゴムタイヤで走行しているが、東京都交通局が10月8日に発表した最新の情報によると、見沼代親水公園方の先頭から3両目までが脱輪しており、走行に必要な地上設備が損傷していたことが確認されたという。
今後は国土交通省による現場確認や検証、脱輪した車両の収容、損傷した地上設備の点検や補修を行なわれるが、再開までに数日を要することが想定されることから、代替輸送へ向け調整中としている。