BMW、史上最大規模の無線更新を開始…「OS7」が最新バージョンに

全世界の約200万台のBMWが対象

先進運転支援システムの機能を強化

M3とM4に新開発の「BMW Mサウンドコントロール」

BMWの「リモートソフトウェアアップグレード」のイメージ
BMWの「リモートソフトウェアアップグレード」のイメージ全 16 枚

BMWグループ(BMW Group)は10月11日、史上最も大規模な「リモートソフトウェアアップグレード」を開始した、と発表した。まずはドイツ本国で開始され、順次世界の他の市場に拡大される予定だ。

【画像全16枚】

全世界の約200万台のBMWが対象

BMW M3セダン新型BMW M3セダン新型BMWのリモートソフトウェアアップグレードは、主要な車両機能を改善し、最新のデジタルシステムを無線で車両に取り込み、ソフトウェアを常に最新の状態に保つ。今回のリモートソフトウェアアップグレードは、全世界の約200万台のBMWが対象だ。 2021年の終わりまでに、内燃エンジン車からプラグインハイブリッド車(PHV)、EVまで、250万台以上のBMWが接続されると見込む。

今回のリモートソフトウェアアップグレードでは、「BMWオペレーティングシステム7(OS7)」の最新バージョンが車両にインストールされる。新機能は、「My BMWアプリ」のユーザーが開始から2週間、独占的にダウンロードできる。その後、アップグレードは、すべての顧客が車両に直接、自動でダウンロードできるようになる。

My BMWアプリは、スマートフォンを通じて顧客と車両を接続し、インテリジェントなインターフェースに変える。このアプリは、新しいリモートソフトウェアアップグレードを車両にダウンロードできるようにするだけでなく、ドライブの計画やサービスの予約を行うことも可能。 My BMWアプリは2021年11月から、EVの機能強化や、車両の状態に関する情報などを提供する機能が追加される予定だ。

最新のアップグレードでは、世界中の30以上のモデルの約160万台が、ソフトウェアを直接更新できるようになる。また、BMWオペレーティングシステム7の現在のバージョン「Ver. 21-07」を、以前のソフトウェアを搭載する約40万台に展開することも可能になる。

先進運転支援システムの機能を強化

BMW オペレーティングシステム7BMW オペレーティングシステム7先進運転支援システム(ADAS)の機能が強化され、センターラインのない狭い道路においても、車線逸脱警報の性能が引き上げられる。不必要なステアリング介入も回避できるという。新開発の「アシストビュー」が採用される。アクティブクルーズコントロール(ACC)が作動すると、視界の悪い霧の中でも、車両の周囲の交通状況を認識できるようになる。

クラウドベースのナビゲーションシステムの「BMWマップス」もアップデートされる。「RTTI(リアルタイム交通情報)」を通じて、交通情報データをより包括的に収集することにより、到着時間をさらに正確に予測することができるようになる。

「スポティファイ(Spotify)」のポッドキャストプレイリストが、「BMW Connected Music」を通じて車内で利用できるようになる。Spotifyアプリからログインすると、BMW Connected Musicがこの機能を自動的にアクティブにする。

ドライバー検出機能が強化される。これにより、車両のキーが車内のどこにあるかに関係なく、正しいドライバープロファイルがロードされるという。

M3とM4に新開発の「BMW Mサウンドコントロール」

BMW オペレーティングシステム7BMW オペレーティングシステム7BMW M3セダン新型とM4クーペ新型には、新開発の「BMW Mサウンドコントロール」が導入される。エンジンの始動、ギアの変更、走行モードの切り替え時などに、よりスポーティなサウンドを届ける。カスタマイズ可能なインテリアサウンドにより、ユニークなBMWMサウンドエクスペリエンスを実現するという。

また、Bluetoothを通じて車両に接続されたAndroidスマートフォンのボリューム調節により、音楽やポッドキャストをストリーミングするためのサウンドエクスペリエンスも向上させる。

2018年以来、BMWオペレーティングシステム7とリモートソフトウェアアップグレード機能は、BMWのドライバーに、迅速かつ簡単な方法で最新のソフトウェアを提供し、車両を最新の状態に保つことを支援してきた。新しい機能は、無線で車両に簡単にインポートできる。インストールファイルは、バックグラウンドで車両に用意されている。大がかりなアップデートでも、インストールに20分以上かかることはほぼない、としている。

《森脇稔》

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