位置情報からバス運賃を計算、乗客ごとに自動で KDDIが実証実験を実施

高精度位置情報でバス運賃を自動計算
高精度位置情報でバス運賃を自動計算全 6 枚

KDDIは、徳島バスなどとともに、高精度GNSS測位 でバスの位置情報から運賃を自動計算し、近距離無線通信(NFC)プレートへスマートフォンをかざして精算する実証実験を実施している。KDDIが10月15日に発表した。

実証実験は、高精度GNSS測位で取得したバスの位置情報と、バスの乗降車時、車内に設置されているNFCプレートに乗客のスマートフォンをかざした情報を組み合わせ、乗降車したバス停をクラウド上で判定、バス運賃を自動計算する。運賃は事前に「バス スマホタッチ」にクレジットカードを登録、NFCプレートにスマートフォンをかざすか、QRコードを読み込むだけでバス運賃の支払いが完了する。

徳島バスの鳴門郵便局前バス停から鳴門公園バス停までの区間を運行すすべてのバスに高精度位置測位するアンテナを設置し、KDDIとジェノバが提供する誤差数センチメートルのリアルタイム測位が可能な高精度GNSS測位情報配信サービスを活用して、バスの正確な位置情報を把握する。

実証実験は10月15日から2022年1月31日まで実施する。徳島バスの対象区間で乗客はキャッシュレスでの運賃支払いが可能となる。バス事業者としては交通系ICカードと比べ初期導入や維持のコストを抑制できる。実証実験の効果を検証し地方のバス事業者のキャッシュレス化につなげる。

実証実験では、KDDIが高精度位置情報を活用した運賃計算システムを設計・提供し、徳島バスが鳴門公園線の運行サービスを提供する。また、ジェノバが高精度GNSS測位補正情報の提供、アクアビットスパイラルズがNFCプレート決済システムなどを提供して実験に参画する。

《レスポンス編集部》

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