欧州の充電ネットワーク拡大へ…BMWとダイムラーの合弁が新体制に

BMWグループとダイムラーの合弁「デジタル・チャージング・ソリューション社」の充電サービス
BMWグループとダイムラーの合弁「デジタル・チャージング・ソリューション社」の充電サービス全 2 枚

BMWグループ(BMW Group)とダイムラー(Daimler)は10月14日、電動車向けの充電サービスの合弁会社「デジタル・チャージング・ソリューション社」にbpが参画し、3社がそれぞれ33.3%を出資する新体制になった、と発表した。

BMWグループとダイムラーは2019年、オールエレクトリックかつ自動運転によるオンデマンドモビリティを目指す共同事業として、「REACH NOW」、「CHARGE NOW」、「FREE NOW」、「SHARE NOW」、 「PARK NOW」の合弁5社を設立した。

5社のひとつとして、電動車向けの充電サービスを手がけるのが、CHARGE NOW。このCHARGE NOWの傘下にあるのが、デジタル・チャージング・ソリューション社で、メルセデスベンツ向けの「Mercedes me Charge」、BMW向けの「BMW Charging」、MINI向けの「MINI Charging」などの充電サービスを運営している。

デジタル・チャージング・ソリューション社は、欧州の30か国以上に30万か所を超える充電ポイントを擁し、EVなどの電動車のドライバーに欧州全体で充電インフラストラクチャへのアクセスを提供している。また、デジタル・チャージング・ソリューション社は、自動車メーカーと協力しながら、充電ソリューションを車載オペレーティングシステムに組み込む動きを加速している。

一方、bpは現在、欧州に約9000の充電ポイントを擁する。2030年までに、全世界のEV充電ネットワークを7万か所以上に拡大することを目指している。

今回、デジタル・チャージング・ソリューション社にbpが参画し、BMWグループ、ダイムラー、bpの3社がそれぞれ33.3%を出資する新体制になった、これにより、bpの欧州の充電ネットワークがデジタル・チャージング・ソリューション社の充電ネットワークに統合され、欧州全体に広がる充電ネットワークが拡大する、としている。
EVとPHEV、ちがいとメリットとは……

《森脇稔》

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