JR四国の新型特急、2人で1両まるまる貸切も…伊予灘ものがたり 2022年春投入

新しい『伊予灘ものがたり』のエクステリア(八幡浜方先頭車)。茜色と黄金色をベースに伊予灘の夕景をモチーフにしたシンボルマークを配した。夕日に映えるように、JR四国の車両としては初めて全面がメタリック塗装となる。
新しい『伊予灘ものがたり』のエクステリア(八幡浜方先頭車)。茜色と黄金色をベースに伊予灘の夕景をモチーフにしたシンボルマークを配した。夕日に映えるように、JR四国の車両としては初めて全面がメタリック塗装となる。全 8 枚
JR四国は10月18日、観光列車『伊予灘ものがたり』の新車両を2022年春に投入すると発表した。

12月27日がラストランとなる現在の『伊予灘ものがたり』(キロ47形)はキハ40系のキハ47形を改造したものだが、新たな車両はキハ185系特急型気動車を改造。「レトロモダンな車内で大切な人と過ごす、上質な非日常空間」をコンセプトに、愛媛県の食、景色、伝統工芸にこだわった、人々の温かさに触れることができる列車にまとめるとしている。

編成は現行より1両多い全車グリーン車の3両編成で、八幡浜方の1号車から順に「茜の章」「黄金の章」「陽華(はるか)の章」と名付けられる。このうち3号車「陽華の章」には定員8人のグリーン個室がラグジュアリールームとして設けられ、2~8人での貸切が可能。

新車両は現在と同様、予讃線松山~伊予大洲・八幡浜間で運行されるが、普通列車から特急に変更される。時刻は松山8時26分頃発~伊予大洲10時28分頃着・10時57分頃発~松山13時1分頃着・13時28分頃発~八幡浜15時51分頃着・16時14分頃発~松山18時17分頃着。

料金は、松山~伊予大洲・八幡浜間の場合、特急料金1200円+グリーン料金1500円の計2700円となる。個室利用の場合は1室2万8000円のグリーン個室料金が必要。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. セナのF1マシンにインスパイア、12台限りのロータス『エミーラ』が公開…IAAモビリティ2025
  2. 日産の新デザイン、『セントラ』新型を米国発表…「Vモーショングリル」に新解釈
  3. トヨタと別れ独自開発? BMW『Z4』次期型の最終デザインを占う!
  4. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  5. 日産『マイクラ』新型、全車EVで約320万円から…英国で予約開始
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る