受託試験サービスごとのCO2排出量を顧客へ開示…OKIエンジニアリング

群馬カーエレクトロニクステストラボにおける環境試験の様子
群馬カーエレクトロニクステストラボにおける環境試験の様子全 1 枚

OKIエンジニアリング(OEG)は、環境試験サービスにて、受託した各試験によって発生するCO2排出量の顧客への開示を11月1日より開始すると発表した。

近年、脱炭素に向けたグローバルな動きの中で、企業にはサプライチェーン全体における温室効果ガス排出量の削減が求められている。欧州では、自動車会社にCO2排出量の申告を義務付ける動きが進み、国内でも自動車業界各社が2050年までのCO2排出量ゼロを掲げている。こうした中、自動車メーカーのサプライヤー各社は、組織単位でのCO2排出量に加え、納入する製品1個当たりのCO2排出量についても開示することを顧客から要求されている。

OEGでは、群馬カーエレクトロニクステストラボ(群馬県伊勢崎市)で行う環境試験サービスについて、CO2排出量の開示を11月1日より開始し、順次他の4拠点全ての試験施設へと展開していく。

2019年11月に開設した群馬カーエレクトロニクステストラボでは、車載機器・部品を対象に、最先端の試験装置と高度なスキルをもった専門家による環境試験・評価を行ってきた。この環境試験で発生する機器・部品ごとのCO2排出量を顧客に開示することで、顧客は、製品LCA(ライフサイクルアセスメント)の一環として製品1個当たりのCO2排出量にこの数値を取り入れ、組織単位でのCO2排出量にも反映することが可能となる。

OEGはこの開示を通して、サプライチェーン全体の温室効果ガス排出量を把握してカーボンニュートラルへの取組みを強化する企業を支援する。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. スバルマークの方が似合う? 新型ダイハツ『ムーヴ』のスバル版にSNSも注目!
  2. トヨタ RAV4 新型、PHEVのEV航続は150km
  3. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 中国EV「XPENG」、電動SUV2車種を改良…新電池は12分で80%充電可能
  3. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
ランキングをもっと見る