フェラーリ(Ferrari)は11月2日、2021年1~9月の世界新車販売(出荷ベース)の結果を発表した。総販売台数は8206台。前年同期比は27%増とプラスに転じた。
市場別の1~9月の販売実績では、欧州や中東、アフリカが、前年同期比17%増の4104台と増加に転じた。南北アメリカは、前年同期比29%増の2110台と、回復している。
中国(香港と台湾を含む)は、前年同期のおよそ3.3倍の609台と、2年ぶりに増加した。中国を除いたアジア太平洋地域は、前年同期比24%増の1383台と回復。このうち、日本は889台を登録し、前年同期比は15.9%増と、2019年から3年連続で前年実績を上回った。
車種別の販売実績では、『F8』シリーズなどV型8気筒エンジンを搭載するモデルが第3四半期(7~9月)、前年同期比39.4%増と伸びた。一方、『812 GTS』などのV型12気筒エンジン搭載車は、前年同期比35.1%のマイナスだった。
フェラーリ ポルトフィーノMフェラーリの2020年の世界新車販売(出荷ベース)は9119台。前年比は10%減と減少に転じている。