トヨタ、新クロスオーバー車『アイゴX』発表…欧州Aセグコンパクト

ボディは従来のハッチバックからクロスオーバー車に

くさび形のルーフラインを採用

スパイスの外装テーマはインテリアにも反映

トヨタ・アイゴ X
トヨタ・アイゴ X全 22 枚

トヨタ自動車(Toyota)の欧州部門は11月5日、新型Aセグメントクロスオーバー車の、『アイゴX』(呼び方はアイゴクロス)を発表した。

写真:トヨタ・アイゴ X

トヨタ自動車の欧州部門は3月、コンセプトカーの『アイゴXプロローグ』を発表した。アイゴXは、このコンセプトカーの市販バージョンになる。

トヨタの現在の欧州Aセグメント車が、『アイゴ』だ。現行アイゴは2014年3月、ジュネーブモーターショー2014で発表された。アイゴは、トヨタの欧州における入門モデルの役割を担うコンパクトカーだ。トヨタとPSAグループ(現ステランティス)が共同開発し、プジョー版は『108』、シトロエン版は『C1』を名乗る。

ボディは従来のハッチバックからクロスオーバー車に

現行のアイゴに対して、アイゴXではホイールのサイズを大型化し、引き上げられた車高がドライバーに高いアイポイントをもたらす。アイゴXは、コンパクトハッチバックのアイゴから、コンパクトクロスオーバー車に進化した。

アイゴXは、欧州Aセグメントで唯一のクロスオーバー車になるという。ヨーロッパの都市や郊外に住むユーザーの需要を満たすために、トヨタモーターヨーロッパの開発センターが主体となり、欧州で企画、開発、デザインを手がけ、欧州のトヨタ・モーター・マニュファクチャリング・チェコで現地生産される予定だ。トヨタ・アイゴ Xトヨタ・アイゴ X

欧州トヨタの最新のコンパクトカーラインナップには、新型『ヤリス』と『ヤリスクロス』がある。両車は、「トヨタ・ニュー・グローバル・アーキテクチャー(TNGA」の「GA-B」プラットフォームをベースにしている。アイゴXも、このGA-Bプラットフォームをベースとする。

くさび形のルーフラインを採用

アイゴXには、くさび形のルーフラインを採用した。フロントマスクでは、ヘッドランプとボンネットフードがウィング型を形成する。大型グリル、フォグランプ、スキッドプレートは、アイゴのアイデンティティの「ダブル台形」のテーマに基づいてデザインされている。

アイゴXのボディカラーは、さまざまなスパイスに触発されて、独特の色合いを開発した。コンセプトカーのアイゴXプロローグでは、「スパークリングチリレッド」のボディカラーが好評だったという。この色を、市販バージョンのアイゴXの「チリ」仕様の赤いボディカラーとして導入した。赤い塗料に青いメタリックフレークを混ぜ合わせ、燃えるようなプレミアムカラーを演出したという。

アイゴXではスパイスカラーが個性を際立たせ、ルーフとリアのブラックとコーディネートされている。アイゴXの車名は、鋭い外観のヘッドランプにも映されており、一貫性のあるアイデンティティを主張する、と自負する。トヨタ・アイゴ Xトヨタ・アイゴ X

スパイスの外装テーマはインテリアにも反映

スパイスの外装テーマは、インテリアにも反映された。内装色は、ボディカラーとコーディネートされ、ダッシュボードやセンターコンソールなどのコックピットに独特のデザインを与えているという。シートには、「X」の文字が目立たないように縫い付けられた。

室内の騒音レベルは、遮音材の幅広い使用と最適化によって低減され、セグメントで最高レベルの静かなキャビンを実現しているという。

アイゴXには、パゴダルーフデザインを採用した。これにより、コンパクトなボディサイズを維持しながら、乗員に快適で広々としたキャビンを可能にした。車高はアイゴよりも50mm引き上げられ、1510mmとしている。

《森脇稔》

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