復活のワーゲンバス『ID.BUZZ』乗用車バージョンを初スクープ!内装も激写

VW ID.BUZZ 市販型プロトタイプ(スクープ写真)
VW ID.BUZZ 市販型プロトタイプ(スクープ写真)全 29 枚

「ワーゲンバスの復活」と話題の、VWが開発を進める次世代ミニバン『ID.BUZZ』。その最新プロトタイプのエクステリア、そしてキャビン内を鮮明に撮影することに成功した。

ID.BUZZはカーゴバージョンと乗用車バージョンで提供されるフルエレクトリックバンで、そのルックスは、Tシリーズの前身である『タイプ2』(通称:ワーゲンバス)の再来ともいわれる。2017年にコンセプトカーが公開されてから4年の歳月を経て、いよいよ市販型がワールドプレミアされる。

9月には「IAAモビリティ2021」にてプロトタイプが公開されたが、後部ウィンドウはパネルで覆われたカーゴバージョンだった。またこれまで捉えたスパイショットもパネルバンだったため、両側に引き戸とサイドウィンドウが付いた乗用車バージョンのスクープは今回が初めてだ。

VW ID.BUZZ 市販型プロトタイプ(スクープ写真)VW ID.BUZZ 市販型プロトタイプ(スクープ写真)
捉えたプロトタイプは、高度な自動運転システムを開発するための一連のカメラとセンサーを搭載している。ヘッドライトはテープでカモフラージュされ黒い部分がフェンダーまで伸びているが、実際はもっとコンパクトになる。テールライトも同様に、よりワイドなデザインに偽装している。

キャビン内では、ハンドルの奥に湾曲したデジタルメーターパネルを装備。中央のダッシュボードには大型のフローティングスタイルのタッチスクリーンを配置するなど、IDファミリーとしてインテリアデザインの多くを共有していることがわかる。

VW ID.BUZZ 市販型プロトタイプ(スクープ写真)VW ID.BUZZ 市販型プロトタイプ(スクープ写真)
ID.BUZZは『ID.4』と共有する「MEB」プラットフォームを採用。48kWh~111kWhのバッテリーを積み、3つのパワーレンジが選べる。ベースモデルは後輪駆動で、最高出力は200psを発揮。AWDはオプションとなり、最高速度は160km/hに設定される。

さらに111kWhバッテリーを積むトップモデルは、前後車軸にモーターを搭載、システム合計300psを発揮し、航続は342マイル(550km)を実現。また太陽光を利用して航続距離を最大15km伸ばすソーラーパネルルーフが用意されるという。

令和のワーゲンバスとも言えるID.BUZZ市販型の発売は、欧州市場が2022年内、米国市場は2023年の発売が予想されている。

新型車を最速スクープ『Spyder7』をチェック!

《APOLLO NEWS SERVICE》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
  2. シボレー『コルベット』がニュルブルクリンクで「米国メーカー最速ラップ」樹立
  3. 「強烈な需要がありそう」スバルの3列シートSUV『アセント』が今、SNSで話題に
  4. 三菱『パジェロ』7年ぶり日本復活か!? 日産 パトロール 派生モデルの可能性も
  5. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  3. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. 湘南から走り出した車、フェアレディZやエルグランド…日産車体が量産終了へ
ランキングをもっと見る