マツダ、新クロスオーバーSUV『CX-50』を米国発表…ハイブリッドも設定へ

トヨタとの米合弁工場で2022年1月から生産

最新の「i-ACTIV AWD」に「Mi-Drive」

マツダの最新魂動デザインを導入

マツダ CX-50
マツダ CX-50全 18 枚

マツダの米国部門は11月15日、新型クロスオーバーSUVの『CX-50』(Mazda CX-50)をワールドプレミアした。

◆トヨタとの米合弁工場で2022年1月から生産

マツダ CX-50マツダ CX-50

マツダは2022年から、新型クロスオーバーSUVをグローバルで5車種投入する計画だ。5モデルの中で、米国向けとなるのが、CX-50、『CX-70』、『CX-90』の3車種となる。

このうち、CX-50は、SUVらしい存在感やオフロード性能が求められる米国市場に向けて、新たなラインアップの中核として導入されるクロスオーバーSUVだ。『CX-30』などと同じく、マツダのスモールラインナップに属するという。

CX-50は、米国アラバマ州ハンツビルのトヨタとの新合弁工場、「マツダ・トヨタ・マニュファクチャリング(MTM)」で生産される。すでにこの合弁工場では、トヨタが『カローラクロス』の生産を開始した。CX-50は、同じ工場で2022年1月から生産される予定だ。

◆最新の「i-ACTIV AWD」に「Mi-Drive」

マツダ CX-50マツダ CX-50

CX-50は、優れたドライビングダイナミクスやデザインなど、マツダ車に求められる特長を維持しながら、北米のユーザーが好むアウトドアライフを支援することを目指して開発された。

CX-50では、ドライバーがオンロードとオフロードで自信を持って走行できるように、マツダらしい自然な走行フィールを強化した。最新の「i-ACTIV AWD」テクノロジーと改良新型『CX-5』にも採用された「マツダ・インテリジェント・ドライブセレクト(Mi-Drive)」が標準装備される。ドライブモードはMi-Driveのスイッチで選択でき、オフロード走行やキャンピングカーなどの牽引など、さまざまな条件において、ドライバーを支援する。

CX-50の米国発売時には、2.5リットル直列4気筒ガソリン自然吸気エンジンの「SKYACTIV-G 2.5」と、2.5リットル直列4気筒ガソリンターボエンジン「SKYACTIV-G 2.5T」エンジンが用意される。トランスミッションには、6速ATを組み合わせた。CX-50には近い将来、ハイブリッドを含めた電動パワートレイン車も設定される予定。電動モデルの詳細については、後日明らかにされるという。

◆マツダの最新魂動デザインを導入

マツダ CX-50マツダ CX-50

CX-50には、マツダの最新魂動デザインを導入し、新たなスタイリング表現を生み出すことを目指した。滑らかな長いシルエットとワイドなスタンスを備えており、ダイナミックなプロポーションとした。インテリアは、ドライバーに焦点を合わせたレイアウトを採用した。シートの素材やデザインは、冒険やアクティブなライフスタイルを好む顧客に向けて、居心地の良い雰囲気を演出することを重視したという。

マツダ車では初の新しいパノラマムーンルーフは、乗員が自然とのつながりを深めることを狙った。ボディカラーにはジルコンサンド、内装色にはテラコッタなど、新しいカラーオプションも設定している。

マツダ CX-50マツダ CX-50

インテリアは、すべての乗員に快適さをもたらすようにデザインされた。カーゴスペースは、アウトドアでのアクティビティを支援するように設計されている。荷室の高さと長さは、アウトドアアイテムを積載して固定するのに理想的、と自負する。さらに、高強度のルーフレールと強化されたBピラー&ドアピラーを採用し、ルーフボックスなどを装着しやすくしている。

北米マツダのジェフ・ガイトン社長兼CEOは、「CX-50は、北米の顧客のアクティブでアウトドアなライフスタイルをサポートするために開発された。CX-50は、マツダのプレミアムデザインと卓越したオンロードパフォーマンスを損なうことなく、顧客が自然に親しむことを可能にする」と語っている。

《森脇稔》

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