アウディ A8 改良新型、インテリアの詳細発表…最高レベルのラグジュアリー体験を標榜

ロングホイールベースの『A8 L』にリラクゼーションシート

オプションでフレグランス機能とイオン化装置も選択可能

後席専用の10.1インチディスプレイを用意

アウディ A8 L 改良新型
アウディ A8 L 改良新型全 25 枚

アウディは11月15日、改良新型『A8』 (Audi A8)のインテリアの詳細を発表した。ラグジュアリーカー市場と顧客のニーズに対するアウディの回答だという。

◆ロングホイールベースの『A8 L』にリラクゼーションシート

アウディ A8 L 改良新型アウディ A8 L 改良新型

改良新型のインテリアは、開放的で広々としたラウンジを連想させることを目指した。その造形は、幅広さを強調するため、水平基調のデザインを基本としている。夜間には、アンビエントライトパッケージプラス(アウディデザインセレクションと『S8』に標準装備)が、インテリアのエレガントさを追求した。後席には、マトリクスLEDテクノロジーを採用したリーディングライトが設置されている。

改良新型には、多彩で快適なシートが用意された。とくに後席は数多くのオプションが利用可能で、最高レベルのラグジュアリー体験を得ることができる、と自負する。これらの装備プログラムの頂点となるのが、ロングホイールベース仕様の『A8 L』のリラクゼーションシートだ。このシートには、数多くの調整オプションに加え、フロントシート背面にフットレストが装備される。乗員はフットレストで足を温めたり、強弱調整可能なマッサージ機能を利用したりすることができる。

リラクゼーションシートパッケージには、シートの背もたれ部分に、18個の空気圧クッションを備えたマッサージ機能、電動調整が可能なコンフォートヘッドレスト、オプションのコンティニュアスセンターコンソール(オプションの折りたたみ式テーブルも利用可能)、4ゾーンデラックスオートエアコン、新しい後席用ディスプレイが含まれている。アウディエクスクルーシブプログラムでは、バーコンパートメントを含むクーラーも用意され、後席の快適性がさらに高められている。

◆オプションでフレグランス機能とイオン化装置も選択可能

アウディ A8 L 改良新型アウディ A8 L 改良新型

また、高品質なクラフトマンシップによるインテリアが、改良新型のラグジュアリーなキャラクターをさらに強調している。これには、シート地の正確なミシン目、電動開閉式装飾トリム、エアベントドア、コンフォートヘッドレストのベルベッティレザーなどに見て取ることができるという。

シートは、標準でバレッタレザーが採用された。オプションでヴァルコナレザーも用意されており、新色のコニャックブラウンを選択することもできる。ドアパネルには、持続可能なマイクロファイバー素材「Dinamica(ダイナミカ)」をあしらった。この素材は、オプションでピラートリムやルーフライニングにも使用できる。

改良新型の特長は、幅広いインテリア仕様を選択できることだ。これには、パステルシルバーのアウディデザインセレクションに加えて、ブラック、メルローレッド、コニャックの「Sライン」インテリアが含まれる。さらに、アウディエクスクルーシブには、複数のレザーパッケージと装備が用意された。オプションのエアクオリティパッケージには、フレグランス機能とイオン化装置が採用されている。

◆後席専用の10.1インチディスプレイを用意

アウディ A8 L 改良新型アウディ A8 L 改良新型

「MMIタッチレスポンス」の操作は、10.1インチと8.6インチの2つのディスプレイと、日常会話に対応したボイスコントロールで行う。ボイスコントロールを開始する場合は、「Hey Audi」と発話する。オプションのヘッドアップディスプレイを備えたフルデジタルの「アウディバーチャルコックピット」では、重要な情報は、ドライバーの視野内に直接表示される。

改良新型には、「MMIナビゲーションプラス」が標準装備された。第3世代のモジュラーインフォテインメントツールキットの「MIB 3」が採用される。ナビゲーションシステムには、「Audi connect」のオンラインサービスと「Car-2-X」サービスが標準装備されている。

改良新型では、顧客のニーズに対応するために、後席専用のディスプレイが用意された。左右のフロントシート背面には、フルHD解像度の10.1インチディスプレイが装着される。このディスプレイには、乗員のデバイスのコンテンツを表示したり、ストリーミングプラットフォーム、TVメディアライブラリー、携帯電話ネットワークなどを介して、数多くのオーディオやビデオストリーミングを受信したりすることができる。

「バング&オルフセン」のアドバンストサウンドシステムは、要求の厳しいオーディオファンのために開発された。このシステムは、高レベルな情報に基づいて、後席乗員に3Dサウンドを届ける。出力1920Wのアンプが23のスピーカーとツィーターを駆動し、インストルメントパネルで設定を調整することもできる。センターアームレストには後席用のリモコンが設置され、数多くの快適性機能やインフォテインメント機能を操作することができる。OLEDタッチディスプレイを備えた操作ユニットは、スマートフォンとほぼ同じ大きさ、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ホンダ N-BOX など7車種1万2653台リコール…過去の改善措置が不適切
  2. トヨタ RAV4 新型の価格は390万~630万円と予想…電動グレード体系に再編
  3. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. トヨタ RAV4 新型の競合は? 価格帯別にライバルを予想する
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る