ホンダ、N-VAN 8万5000台をリコール…CVT不具合で走行不能となるおそれ

ホンダ N-VAN
ホンダ N-VAN全 3 枚

ホンダは12月2日、軽貨物車『N-VAN』のCVTに不具合があるとして、リコール(回収・無償修理)を国土交通省へ届け出た。対象となるのは2018年6月12日~2020年9月7日に製造された8万5390台。

対象車両は、CVTの油圧制御プログラムが不適切なため、一定車速での走行時にアクセルの開閉を頻繁に繰り返す操作を行うと、金属ベルトに亀裂が生じ破損することがある。そのため、そのまま使用を続けると、発進、加速不良となり、最悪の場合、走行不能となるおそれがある。

改善措置として、全車両、CVTの金属ベルト破損片の有無を点検し、破損片が確認された場合は無段変速機を良品と交換するとともに、CVTの油圧制御プログラムを対策プログラムに書き換える。破損片が確認されなかった場合は油圧制御プログラムを対策プログラムに書き換え、故障検知プログラムを追加し、追加後にシフトポジション表示灯が点滅し、当該不具合が確認された場合にはCVTを無償交換する。

なお、交換修理用部品として出荷したトランスミッションアッセンブリー6個もリコール対象とし、組付けられた車両はCVTを良品と交換する。

不具合は284件発生、事故は起きていない。市場からの情報によりリコールを届け出た。

《纐纈敏也@DAYS》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  2. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  3. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  4. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る