カワサキの2台、カーボンニュートラルに込められた想い…EVバイクコレクション2021

カワサキ(EVバイクコレクション2021)
カワサキ(EVバイクコレクション2021)全 10 枚

2021年12月4・5日の期間中、東京都千代田区にある国際フォーラムで開催されている「EVバイクコレクション in TOKYO 2021」にカワサキが出展。

イタリアで毎年開催されている国際モーターサイクルショー、EICMA 2019でに発表された同社のEVスポーツモデル「EVプロジェクト」と、2021年5月にクラウドファンディングを実施し、2950万円を調達した前2輪の電動3輪車「ノスリス」を展示し、大きな注目を集めている。

「私どもはバイクメーカーとして『ニンジャ』などのモーターサイクルをずっと手掛けてきました。そして、世の中のカーボンニュートラルに向けての動きの中では、今回展示しているようなEVの製品も開発していますし、今回は持ってきていませんが、水素エンジンの開発なども本格的に進めていくところです

そういう感じで、もちろん脱炭素に向けての活動はしていますが、いわゆるコミューターが我々のメインの技術ではなく、バイクが持つ楽しいフィーリングは絶対に損ねてはいけないなと考えているので、その部分をこのEVプロジェクトの展示によって、皆さんに見て頂ければと思っています。

一方、ノスリスの方は、バイクの開発が我々の本業なのですが、バイクだけに商品を絞ってしまうと、製品をお届けできるお客様の層というのが限られてしまうんです。2輪の免許を持っている人だけになってしまう。そこでこちらは、ミニカー登録でクルマと同じ扱いにしているので、そうすることで、2輪の免許は持っていないけど、普通のクルマの運転免許はもっているという大多数の方々に、安全で、でもバイクと同じように車体との一体感を持って乗ってもらえるような、楽しい乗り物を提供したく、バイクの設計者が設計したものとなっています。

この2台の展示は、両方が全く違う乗り物に見えて、楽しみやフィーリングなど、カワサキ特有のそういう部分を皆さんにお伝えしたいと考えたラインナップです」

なお、今回は両モデルとも展示のみとなっているが、ノスリスは試乗会も各地で開催されており、興味を持った方は公式アカウントなどをチェックするといいだろう。

「EVバイクコレクション in TOKYO 2021」は本日17時までの開催。入場は無料だが、公式サイトでの事前登録優先入場制となっている。

《先川知香》

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