プジョー 308 新型、最新「i-Cockpit」搭載…2022年日本導入へ

新開発のセンサー付きステアリングホイール

ダッシュボード中央の10インチ高精細スクリーン

「バーチャルi-toggle」スイッチ

最新世代の先進運転支援システム

プジョー 308 新型
プジョー 308 新型全 27 枚

プジョーは12月13日、新型『308』(PEUGEOT 308)に、新しい「i-Cockpit」などの最新技術を搭載した、と発表した。新型308の日本市場への導入は2022年の予定だ。

◆新開発のセンサー付きステアリングホイール

プジョーのi-cockpitは、ブランドのDNAであり、世代を重ねるごとに機能が強化され、モダナイズされている。新型308では、人間工学、品質、デザイン、インフォテイメントシステムの技術面において、進化を遂げているという。

新開発のコンパクトなステアリングホイールにはセンサーが搭載されており、先進運転支援システム(ADAS)の使用時に、ドライバーがステアリングホイールを握る力を検知できる。人間工学に基づいて設計されており、オプションでステアリングヒーターを装備することも可能だ。

ドライバーの目線の高さに配置されたメータークラスターには、「アクティブパック」から上位の仕様に10インチのデジタルパネルが搭載された。「GT」では、このパネルが3D表示化される。カスタマイズが可能なデジタルクラスターには、複数の表示モード(TomTomコネクテッドナビゲーション、ラジオとメディア、ADAS、エネルギーフローなど)があり、直接変更することができる。

プジョー 308 新型プジョー 308 新型

◆ダッシュボード中央の10インチ高精細スクリーン

ダッシュボード中央の10インチの高精細スクリーンも、カスタマイズ可能だ。ウィジェットやショートカットを使ってのマルチウィンドウ化など、カスタマイズしやすく操作性に優れ、タブレットのような感覚で使え、利便性が高くなった、と自負する。さまざまなメニューを左右で選択し、上下スワイプでそれぞれのメッセージやアラート、そして三本指タッチでアプリケーションリストを表示する。

また、スマートフォン同様、タッチボタンでホームを押すことで、メインページに戻ることが可能。画面上部のバナーのアイコンには、外気温情報、エアコン、ウィジェット使用中のメニューページ、コネクティビティデータ、通知、時間などが常時表示される。

PEUGEOT i-Connect Advancedは、TomTomコネクテッドナビゲーションにより、デジタルエクスペリエンスをもたらす。地図は10インチのスクリーン全体に表示される。また、OTA(Over The Air )によって、地図情報が最新のものにアップデートされる。

プジョー 308 新型プジョー 308 新型

◆「バーチャルi-toggle」スイッチ

「Allure」トリムから上位の仕様には、「バーチャルi-toggle」と呼ばれるトグルスイッチを装備する。これは、従来空調システムが組み込まれていた部分のダッシュボード正面部分に内蔵されており、すべての操作ができるようにした。トグルスイッチは、センターパネルに対して、開かれた本のページのように展開されている。

それぞれのi-toggleは、エアコン設定、電話連絡、ラジオ局、アプリケーション起動などへのタッチセンサー式ショートカットキーとなっており、ユーザーの好みに応じて設定される。

◆最新世代の先進運転支援システム

新型に用意される「Drive Assit 2.0 Pack」では、部分自動運転へのさらなるステップとして、ストップ&ゴー機能付きアダプティブ・クルーズ・コントロール(8速AT車)とレーンキープアシストが搭載されている。さらに、車線が分かれているレーンにおいては、3つの新機能が利用できる。

ひとつ目の新機能が「セミオートマチックレーンチェンジ」だ。これは、70~180km/hまでの範囲において、先行車を追い越し、元の車線に戻ること提案する。2つ目の新機能は「予測速度推奨」。制限速度の標識に従って、ドライバーに速度の調整(加速または減速)を提案する。3つ目の新機能は「コーナー速度調整」。これは、カーブの曲率に応じて速度を最適化する機能だ。最大180km/hまで対応可能、としている。

プジョー 308 新型プジョー 308 新型

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. BEVを2年間所有した、“リアルな”ランニングコストを大公開
  2. ベントレーの超高級住宅、最上階は「55億円」 クルマで61階の自宅まで
  3. メルセデスベンツの万能車『ウニモグ』がキャンピングカーに! 数日間の自給自足が可能
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. 日産の新型セダン『N7』、発売50日で受注2万台を突破
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  5. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
ランキングをもっと見る