ダイムラーと北京汽車、戦略的提携を強化…出資比率引き上げ

メルセデスベンツ Cクラス L 新型(上海モーターショー2021)
メルセデスベンツ Cクラス L 新型(上海モーターショー2021)全 8 枚

ダイムラー(Daimler)は12月13日、中国の北京汽車(BAIC)グループがダイムラーへの出資比率を9.98%に引き上げた、と発表した。両社は株式を持ち合い、戦略的提携を強化している。

ダイムラーと北京汽車は2003年に提携を結び、2005年8月に中国合弁会社の北京ベンツ汽車を設立した。2006年に『Eクラス』の組み立てを開始し、2008年には『Cクラス』が生産車種に加わった。

2010年5月には、Eクラスがベースの中国専用車、『EクラスL』の現地生産に着手した。2011年12月には、『GLK』の現地生産も開始した。2015年4月には、『GLA』の生産も開始。現在では、『EQA』、『EQB』、『EQC』のEVや、新型『Cクラス L』を現地生産するなど、生産車種を拡大している。

北京汽車グループは2019年、ダイムラーの株式の5%を取得した。今回、北京汽車グループはダイムラーへの出資比率を、およそ2倍の9.98%に引き上げた。また、ダイムラーも北京汽車の株式の9.55%を保有している。

ダイムラーは、株式持ち合いは、中国で共同サクセスストーリーを継続するというコミットメントを反映したもの、としている。

《森脇稔》

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