マスクCEOの納税額は1.2兆円、総資産はトヨタの売上高上回る[新聞ウォッチ]

イーロン・マスク
イーロン・マスク全 2 枚

桁外れの富豪を「億万長者」と呼ばれているが、どうもこの人には「兆」がいくつも並ぶ「兆億万長者」のほうがふさわしいようだ。

米電気自動車大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)の納税額が、日本円で約1兆2000億円になるそうだ。マスク氏が、自身のツイッターで「今年は110億ドル(約1兆2000億円)以上の税金を納めることになる」と投稿したもので、きょうの各紙も取り上げている。

それによると、納税額を明らかにした背景には、米民主党左派の代表格エリザベス・ウォーレン上院議員の批判とみられており、ウォーレン氏は、米誌タイムの「パーソン・オブ・ザ・イヤー(今年の人)」に選ばれたマスク氏を念頭に、「パーソン・オブ・ザ・イヤーが実際に税金を納め、周囲にただ乗りしないように、不正な税制を改めよう」と投稿で呼びかけたという。

世界有数の富豪であるマスク氏には税金を十分に払っていないとの批判が殺到。マスク氏は11月以降、税金を負担するため、保有するテスラ株を数週間で約140億ドル分を売却してきたとみられている。

それにしても、マスク氏の総資産は世界首位の2430億ドル(約27兆6000億円)とされているが、トヨタ自動車の2021年3月期の連結売上高は27兆2145億円。それを上回るほどの大富豪家であり、うらやましいというよりも、異次元の別世界の話と思えば気が楽になる。

2021年12月22日付

●マスクCEO「1.2兆円納税」(読売・8面)

●ホンダ惜しまれF1撤退、脱エンジン、経営資源をEVに(朝日・6面)

●自動車燃費規制米政権が再強化、トランプ政権から転換(朝日・7面)

車買い替えず最新に、トヨタ新サービス、安全機能など(毎日・7面)

●リニア静岡県と溝埋まらず、JR東海に指導、国交相「懸念払拭を」(産経・11面)

●東芝、EV用太陽電池開発、35キロ走行(産経・11面)

●日中CEOらが意見交換(東京・7面)

●宇宙新たな担い手、ホンダ参入「会社の柱に」(日経・2面)

●そこが知りたい、2022年に向けて、日産自動車・内田誠社長、EV化の遅れ、どう取り戻す? 自社開発限界、他社と連携(日経・17面)

《福田俊之》

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