ナビを選ぶなら Bluetooth 対応!?…メインユニット[カーオーディオ システムアップ AtoZ]

「Bluetooth」に対応した市販AV一体型ナビの一例(パナソニック・ストラーダ CN-HA01WD)。
「Bluetooth」に対応した市販AV一体型ナビの一例(パナソニック・ストラーダ CN-HA01WD)。全 8 枚

音楽好きなドライバー諸氏に、カーオーディオシステムのバージョンアップをお薦めしている当連載。現在は「メインユニット」の選び方を解説している。今回からは「AV一体型ナビ」を選ぶ際のポイントを説明していく。まずは、「Bluetooth対応」について考える。

音楽をより良い音で、そしてより快適に楽しめるカーオーディオシステムを構築したいと思うなら、「AV一体型ナビ」を選ぶ際にはまず、「Bluetooth」に対応しているか否かを確認したい。

なぜならば、「使い勝手に違いが出るから」だ。音が良いモデルを選ぶことをお薦めしたいわけだが、それ以前に使い勝手が良いかどうかも重要だ。「Bluetoothに対応しているか否か」は、そこのところへの影響がとても大きいのだ。

ちなみに、数年前なら「Bluetooth」に対応しているモデルは中級以上のモデルに限られていた。しかし今ではベーシック機にも対応が広がっている。なので無意識に選んでも結果的に対応機である確率は高い。しかし、リーズナブルなモデルを物色する場合には、うっかりチェックを怠ると非対応機を手にしてしまうこともある。

なお、「Bluetooth」に対応していなくても「AUX端子」が備わっていればスマホとの接続は可能だ。そして「AUX端子」は、ほぼすべての市販「AV一体型ナビ」に装備されている。しかし「Bluetooth」に対応している方が断然便利だ。そうであるポイントは3つある。

1つ目のポイントは「ワイヤレス接続が可能なこと」だ。ケーブル接続の場合はスマホをケーブルが届く範囲にセットする必要があるが、「Bluetooth」接続の場合はスマホはポケットの中に入れたままでもOKだ。そしてケーブルが邪魔になることもない。

2つ目のポイントは、「ミュージックアプリまたはストリーミングミュージックアプリの主要な操作を車載機側でも行えること」だ。「Bluetooth」は双方向通信なので、「AV一体型ナビ」側からも信号を送れる。結果、ナビ画面で曲送り等の操作を行えて、ステアリングリモンが使えるのであればそれでの操作も可能だ。

3つめのポイントは「接続が自動で行われること」だ。あらかじめペアリング設定をしておく必要があるが、それを1度行っておけば以後はクルマに乗り込むと自動で接続される。都度ケーブルを抜き差しするのと比べてかなり楽だ。

というわけなので、スマホのミュージックアプリ、もしくはストリーミングミュージックアプリを使って音楽を聴きたいというのなら、「Bluetooth」対応のチェックをくれぐれもお忘れなきように。

今回は以上だ。次回以降も「AV一体型ナビ」を選ぶ際のチェックポイントを1つ1つ解説していく。乞うご期待。

ナビを選ぶなら、「Bluetooth」対応モデル!? システムアップのための、カーオーディオユニット“AtoZ”! lesson 02「メインユニット編」その4

《太田祥三》

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