新型発表間近のトヨタ ノア & ヴォクシー、人気ミニバンのルーツとは【懐かしのカーカタログ】

タウンエース・初代(1976年)
タウンエース・初代(1976年)全 12 枚

トヨタのミニバン『ノア』と『ヴォクシー』のフルモデルチェンジが秒読み段階だ。そこで今回はこの人気車のルーツ、歴代車、派生車を当時のカタログとともに振り返ってみたい。

【画像全12枚】

タウンエース(1976年)

タウンエース・初代(1976年)タウンエース・初代(1976年)

『ノア&ヴォクシー』のルーツにあたる『タウンエース』は、『ライトエース』と『ハイエース』の中間の車種として登場。フロントシート下にエンジンを搭載する、いわゆるキャブオーバー型の1ボックスで、版系とともに乗用車のワゴンが設定された。乗車定員は8名で、標準ルーフのほかにハイルーフも用意。カタログの最初のヘッドコピーは「カーライフもちょっと巾ひろ。8人乗りの、タウンエースワゴンはワイドなレジャーカーです。」だった。

タウンエース・2代目(1982年)

タウンエース・2代目(1982年)タウンエース・2代目(1982年)

ワンボックスのいかにも80年代的な直線基調の近代的なスタイルに生まれ変わったのがこの2代目。標準ルーフよりやや高いミドルルーフをワゴンの標準とし、さらにハイルーフが設定され、観光バスのようなツインムーンルーフも登場。この時代に流行った回転対座シートやフルフラットなどの機能や、電動カーテンなども用意された。乗車定員は仕様により5、6、7、8、9名のいずれかの設定。

タウンエース・ノア(1996年)

タウンエース・ノア(1996年)タウンエース・ノア(1996年)

セミキャブオーバーと呼ばれる、エンジンを前方に搭載する車両レイアウトを新たに採用。兄弟車に『ライトエース・ノア』が設定された。

最上級モデルに2列目がキャプテンシートの7名乗りを設定し、そのほかは8名乗り。車高を上げ4WDらしいスタイルを採り入れたフィールドツアラーも用意された。

ノア/ヴォクシー(2001年)

ノア(2001年)ノア(2001年)

この世代から新たにFFプラットフォームを採用。車名を『ノア』とし、兄弟車の『ヴォクシー』が誕生した。低床を基本に2、3列目のシートスライドや回転対座機構を採用。インパネはセンターメーター&ガングリップタイプのシフトレバーも採用した。乗り心地と車両安定性を両立させるH∞(インフィニティ)-TEMS、VSC & TRCも投入された。80万台の販売台数を記録した。

ノア/ヴォクシー(2007年)

ヴォクシー(2007年)ヴォクシー(2007年)

『ノア』(カタログ写真は『ヴォクシー』)の2世代目。仕様によりボディサイズ(全幅)は1720mmと1695mmの2タイプを設定。吸気・排気バルブタイミングを最適コントロールするDual VVT-iと吸気バルブリフトを連続的に変化させる機構を加えたVALVEMATIC付きのエンジン(2リットルの3ZR-FAE型)などを設定。カーテンシールドエアバッグ、ブレーキアシスト、頭部衝撃緩和構造インテリアなども採用。パワースライドドア(両側イージークローザー・挟み込み防止機能付き)、パワーバックドアは標準装備。

エスクァイア(2014年)

エスクァイア(2014年)エスクァイア(2014年)

『ノア』『ヴォクシー』に次ぐ3番目の兄弟車として登場したのがこの『エスクァイア』。

先行2車とはひと味もふた味も違う、インパクト絶大なフロントマスクを採用するのが何よりもの特徴。カタログも赤と黒を基調に、ただのファミリー路線とは一線を画す打ち出し。とはいえこの世代ではハイブリッドシステムが投入され、走行モードに“EVモード”が備わるなどしている。

《島崎七生人》

島崎七生人

島崎七生人|AJAJ会員/モータージャーナリスト 1958年・東京生まれ。大学卒業後、編集制作会社に9年余勤務。雑誌・単行本の編集/執筆/撮影を経験後、1991年よりフリーランスとして活動を開始。以来自動車専門誌ほか、ウェブなどで執筆活動を展開、現在に至る。便宜上ジャーナリストを名乗るも、一般ユーザーの視点でクルマと接し、レポートするスタンスをとっている。

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