都道府県別「自動車にお金をかけたい」…1位は群馬 2021年ソニー生保しらべ

群馬県
群馬県全 6 枚

都道府県別消費傾向、自動車にお金をかけたい人の割合が一番多かったのは群馬県だった……。ソニー生命保険は、今年で7回目となる「47都道府県別生活意識調査」をインターネットリサーチで実施し、集計結果を公開した。

調査では、各都道府県民の生活費に関する意識を探るため、全回答者に、“できるだけお金をかけたい”と思うものを聞き、お金をかけたいと回答した割合から、都道府県ランキングを作成した。

その結果、「自動車にお金をかけたい」では1位:群馬県(18.0%)、2位:福岡県(17.0%)、3位:秋田県、栃木県、高知県(同率15.0%)となった。「自動車にお金をかけたい」最下位は新潟県(3.0%)、46位が大阪府(4.0%)、44位が千葉県、香川県(同率5.0%)となった。

自動車の普及率の高い都道府県ほど、自動車にお金をかけるのだろうか。

自動車検査登録情報協会の資料によると、世帯あたりの保有台数は3月末現在の数字で、群馬県は1世帯あたり2.1台で都道府県別5位となっており普及率が高い。福岡県は1世帯あたり1.4台で39位となっており、大都市福岡があるせいか普及率は低い。秋田県は1世帯あたり15位、栃木県は1世帯あたり9位で普及率は高いが、高知県は1世帯あたり33位で全国では中位だ。

普及率の高い県ほど自動車にお金をかける傾向があるが、必ずしもそうとは限らない。

世帯あたり台数1位は福井県で2.2台、「自動車にお金」はランキング中盤の20位。反対に「自動車にお金」最下位の新潟県は、1世帯あたり10位で普及率は全国上位だ。1世帯あたり台数最下位は東京都で、「自動車にお金」は42位となっている。

自動車にお金1位:群馬県 1世帯あたり:5位
自動車にお金2位:福岡県 1世帯あたり:39位
自動車にお金3位:秋田県 1世帯あたり:15位
自動車にお金3位:栃木県 1世帯あたり:9位
自動車にお金3位:高知県 1世帯あたり:33位
自動車にお金20位:福井県 1世帯あたり:1位
自動車にお金42位:東京都 1世帯あたり:最下位
自動車にお金最下位:新潟県 1世帯あたり10位

お金に対するスタンスで自動車へのお金のかけ方は変わるのか。

ソニー生命保険の調査で、「自動車にお金をかけたい」トップの群馬県は、自分は「倹約家」だと思う:24位、自分は「浪費家」だと思う:10位、自分は「マネー関連の知識が豊富だ」:28位となっている。自動車2位の福岡県は、倹約:26位、浪費:19位、知識:42位となっている。自動車3位の秋田県は倹約:35位、浪費:32位、知識:19位、栃木県は倹約:9位、浪費:16位、知識:10位、高知県は倹約:35位、浪費:32位、知識:28位。

倹約家か浪費家か、マネー関連の知識が豊富か豊富でないかは、自動車にお金をかけたいか、かけたくないかにはあまり影響がないようだ。

倹約家1位の兵庫県は自動車10位、倹約最下位と浪費1位は同じ岩手県で、自動車20位、浪費最下位の埼玉県は自動車30位。岩手県は知識でも1位で、自動車は前述の通り20位、知識最下位の山梨県は自動車6位。自動車最下位の新潟県は倹約:20位、浪費:3位、知識:19位となっている。

自動車にお金1位:群馬県 倹約:24位、浪費:10位、知識:28位
自動車にお金2位:福岡県 倹約:26位、浪費:19位、知識:42位
自動車にお金3位:秋田県 倹約:35位、浪費:32位、知識:19位
自動車にお金3位:栃木県 倹約:9位、浪費:16位、知識:10位
自動車にお金3位:高知県 倹約:35位、浪費:32位、知識:28位
自動車にお金6位:山梨県 倹約:14位、浪費:19位、知識:最下位
自動車にお金10位:兵庫県 倹約:1位、浪費:44位、知識:22位
自動車にお金20位:岩手県 倹約:最下位浪費:1位知識:1位
自動車にお金30位:埼玉県 倹約:3位、浪費:最下位、知識:5位
自動車にお金最下位:新潟県 倹約:20位、浪費:3位、知識:19位

「47都道府県別生活意識調査」の「自動車にお金をかけたい」上位の県は、ほかに下記のジャンルで1位になっている。

群馬県(自動車にお金1位)
サプライズでプロポーズが理想的:男性1位

福岡県(自動車にお金2位)
有名な出身者の多さ自慢
美男美女の多さ自慢
方言のカワイさ自慢
家族円満のためには“感謝をすることが必要”

秋田県(自動車にお金3位)
食事にお金をかけたい

栃木県(自動車にお金3位)
サプライズでプロポーズが理想的:男性1位
住宅にお金をかけたい
リベンジ消費で「レジャー」にお金をかけたい

新潟県(自動車にお金最下位)
お酒の美味しさ自慢
焼肉 vs 寿司、寿司のほうが好き

47都道府県別 生活意識調査2021
●調査対象:ネットエイジアリサーチのモニター会員を母集団とする全国の20歳~59歳の男女
●調査期間:2021年10月27日~11月5日
●調査方法:インターネット調査
●調査地域:全国
●有効回答数:4700サンプル(有効回答から各都道府県100名になるように抽出)
●調査協力会社:ネットエイジア

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 日本にはないアバルトの高性能SUV、『パルス アバルト』が大胆イメチェン!
  4. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  5. 【BYD シーライオン7 新型試乗】全幅1925mmの堂々サイズも「心配無用」、快適性はまさに至れり尽くせり…島崎七生人
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る