クライスラーが電動SUV提案、2025年までに市販化…CES 2022

2028年までに全ラインナップをEV化する計画

次世代のプラットフォームとインフォテインメントシステム

1回の充電での航続は最大644km

車両が充電中であることを示す「アクア」照明

クライスラー・エアフロー・コンセプト(CES 2022)
クライスラー・エアフロー・コンセプト(CES 2022)全 33 枚

ステランティスは1月5日、米国ラスベガスで開幕したCES 2022において、クライスラー『エアフローコンセプト』(Chrysler Airflow Concept)を初公開した。

写真:クライスラー・エアフロー・コンセプト

◆2028年までに全ラインナップをEV化する計画

モデル名の「エアフロー」は、1930年代のクライスラーのフルサイズセダンの名前に由来している。エアフローは、エアロダイナミクスを本格的に導入した最初の市販車と言われており、当時としては画期的な空力フォルムを備えていた。

エアフローコンセプトは、2020年のCES 2020で初公開された『エアフロービジョン』の進化版だ。クライスラーブランドは2028年までに、全ラインナップをEV化する計画。2025年までに最初のEVを発売する予定で、エアフローコンセプトはそのプレビューモデルとなる電動SUVだ。

エアフローコンセプトには、最新のドライブテクノロジー、フルコネクテッドシステム、高度なモビリティ機能を搭載する。ダイナミックなデザインも採用しており、クライスラーブランドの未来を後押しするという。

クライスラー・エアフロー・コンセプトクライスラー・エアフロー・コンセプト

◆次世代のプラットフォームとインフォテインメントシステム

エアフローコンセプトでは、「STLA Brain」と呼ばれる次世代のプラットフォームに、「STLAスマートコックピット」と命名された次世代のインフォテインメントシステムを組み合わせている。STLAスマートコックピットは、高度な家電製品やHMIインターフェース、サービスによって実現される革新的な車内ユーザーエクスペリエンスを追求する。また、車内外で各種情報やエンターテイメント機能にシームレスに接続できるようにすることを目指す。

メニューベースのフォーマットを使用して、インテリア全体の画面をパーソナライズし、乗員の興味に基づいてグループ化できる。画面上の情報は、スワイプすることですべての乗員が共有できる。各座席にはカメラが内蔵されており、車内からグループビデオ会議に参加することが可能だ。

無線(OTA)アップデートにより、サービスは最新の状態に保たれ、乗員は新しい機能をすばやく簡単に追加することができる。また、STLA Brainアーキテクチャの上に構築されたSTLA スマートコックピットは、ナビゲーション、音声アシスト、通販、決済サービスなど、AI(人工知能)ベースのアプリケーションを提供する。

クライスラー・エアフロー・コンセプトクライスラー・エアフロー・コンセプト

◆1回の充電での航続は最大644km

エアフローコンセプトには、ステランティスがBMWと提携して共同開発している自動運転システムの「STLAAutoDrive」を搭載する。STLAAutoDriveは、レベル2、レベル2 +、レベル3の自動運転を可能にする。このうち、レベル3では、ドライバーはシステムに要求された時以外は、運転を常時監視する必要がない。

また、STLAAutoDriveは、OTAアップデートを通じて、継続的にアップグレードされる。自動運転の性能を向上させることを可能にしている。

EVパワートレインは、フロントとリアに1基ずつ、合計2基のモーターを搭載する。モーターは車両の前後に配置され、室内スペースを最大化した。システム全体のパワーは204hpで、四輪を駆動する。1回の充電での航続は、最大644kmに到達する。

クライスラー・エアフロー・コンセプトクライスラー・エアフロー・コンセプト

◆車両が充電中であることを示す「アクア」照明

エアフローコンセプトの外装は、車高が低く、ツートンカラーのルーフラインを備えたダイナミックなデザインを追求する。長いホイールベースとワイドなトレッドを採用。22インチの大径ホイールとタイヤには、セレスティアルブルーのアクセントが施される。

ボディカラーは、アークティックホワイトで塗装された。フロントには、クリスタルLEDライトと照明バー付きのグリルが組み込まれる。リアは、クリスタルLEDテールライトが全面に配された。

車両が充電中であることを示すブルーに光る「アクア」照明をはじめ、照明にはウェルカム、出発、アニメーションなどの機能を持たせた。リアバンパーの下側はディフューザー形状とし、航続を延ばすための空力性能を追求している。

《森脇稔》

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