ZFが新世代の車載コンピュータ発表、車両制御機能を統合…CES 2022

ZFの新世代の車載コンピュータ
ZFの新世代の車載コンピュータ全 4 枚

ZFは1月5日、米国ラスベガスで開幕したCES 2022において、新世代の高性能コンピューティングプラットフォームの「ビークル・モーション・ドメイン(VMD)コントローラー」を発表した。

VMDコントローラーは、あらゆるシャシープラットフォーム、車両制御機能、次世代の「ソフトウェア・デファインド・ビークル(SDV)」やドメイン型やゾーン型E/Eアーキテクチャに適合する車載セントラルコンピュータだ。

車両の乗り心地とハンドリング特性は、主にシャシーによって決定される。ZFのVMDコントローラーは、車両制御やパワーマネジメントなど、さまざまな車両機能を統合するように設計されている。1つのユニットでシャシーと車両機能を調整し、ECUの追加なしで車両制御機能を統合できるという。

また、VMDコントローラーをADAS (先進運転支援システム)や自動運転アプリケーション用の高性能コンピューティングプラットフォームの「ProAI」に接続することもできる。

ZFは、未来の車両が、VMDやProAIコントローラーといった強力なコンピュータによって制御されると考えている。これらは、主要な車両ドメインを制御し、自動運転、電動化、車両制御、統合安全を実現する計算量の多いソフトウェア機能を実行する、としている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
  4. 朝までこの恐怖に耐えられるか?…三和交通タクシーでいく心霊スポットツアー2025【夏休み】
  5. セリカに次ぐ「リフトバック」採用のカローラは、50年経ってもスタイリッシュ【懐かしのカーカタログ】
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  2. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
ランキングをもっと見る