「世界最高の車」ロールスロイス ファントムが大幅改良へ、最後の内燃機関モデルとなるか

ロールスロイス ファントム 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)
ロールスロイス ファントム 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)全 14 枚

ブランドのフラッグシップであるとともに、「世界最高の車」と称されるロールスロイス『ファントム』。その改良新型の市販型プロトタイプを、スクープサイト「Spyder7」のカメラが初めて捉えた。

先日は、ロールスロイス初のフルエレクトリックモデル『スペクター』の市販型プロトタイプを捉えたばかりだが、それはファントムを含む残りのモデルをアップデートしないという意味ではないようだ。

ファントムは、1929年「ファントムI」として登場、以降「ファントムVI」が1991年に幕を閉じるまで販売された。その後ヴィッカース社が所有していたロールスロイスブランドを買収したBMWが、2003年に最初に発売したモデルが「ファントムVII」。現行モデルは2017年に登場しており、これが初の大幅改良となる。

ロールスロイス ファントム 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)ロールスロイス ファントム 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)

ドイツ・ミュンヘンのBMW施設付近で捉えたプロトタイプは、ロールスロイスのマスコット「スピリット・オブ・エクスタシー」を外し、セルフべリングセンターキャップが塗りつぶされている。また新設計されているとみられるヘッドライト、グリルを除いてすべてのボディパネルは実質的に変更されていないようだ。

後部では、エキゾーストパイプが開発途中である様子が伺えるものの、ほぼ同じスタイリングが保たれていることから開発初期のプロトタイプであることがわかる。

ロールスロイス ファントム 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)ロールスロイス ファントム 改良新型プロトタイプ(スクープ写真)

現行型は、オールアルミニウムスペースフレームの「アーキテクチャ・オブ・ラグジュアリー」プラットフォームを導入。『カリナン』や『ゴースト』と共有している。このプラットフォームは、電動化を念頭に置いて開発されたもので、スペクター同様にBEVにも対応する。

改良新型のパワートレインは、最高出力571ps、最大トルク900Nmを発揮する6.75リットルV型12気筒ツインターボエンジンをキャリーオーバーすると思われる。

この改良新型は2022年に登場し、2024年には電動バージョンへとバトンタッチされる可能性が高い。

《APOLLO NEWS SERVICE》

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