シトロエン C5エアクロス に改良新型、表情一新…欧州発表

フロントに新しいデザイン言語を導入

新世代の「アドバンストコンフォートシート」

10インチのタッチスクリーンと「eトグル」スイッチ

シトロエン C5 エアクロス 改良新型(欧州仕様)
シトロエン C5 エアクロス 改良新型(欧州仕様)全 20 枚

シトロエンは1月12日、改良新型『C5エアクロス』(Citroen C5 Aircross)を欧州で発表した。

C5エアクロスは2017年春、上海モーターショー2017で発表された。シトロエンが2015年に発表したコンセプトカー、『エアクロスコンセプト』の市販版で、激戦区のCセグメントに属するSUVとなる。

ボディサイズは全長4500mm、全幅1840mm、全高1670mm、ホイールベース2730mm。最低地上高は230mmを確保した。トランク容量は580~720リットル。後席を倒せば、最大1630リットルに拡大する。シトロエンによると、トランク容量はセグメント最大という。

◆フロントに新しいデザイン言語を導入

改良新型は、フロントに新しいデザイン言語を導入した。新デザインのヘッドライト、グリル、バンパーを採用し、それぞれの曲線を、より構造化されたラインに置き換えている。フロントエンドの変身は、より垂直でモダンな表情や際立った印象を与えるとともに、ドライバーが車両のフロント左右を認識しやすくするのが狙いという。

シトロエン C5 エアクロス 改良新型(欧州仕様)シトロエン C5 エアクロス 改良新型(欧州仕様)

足元には、新デザインの18インチのダイヤモンドカットアルミホイールを装備した。リアは、テールランプを立体的なデザインに変更する。カスタマイズオプションも豊富に用意している。

「カラーパック」の新色を、フロントのエアインテークとボディサイドの「エアバンプ」にあしらった。4種類の新しいカラーパックによって、キャラクターとエレガンスを主張することを目指す。4種類の新しいカラーパックでは、フロントのエアインテークとボディサイドのエアバンプを、グロスブラック、ダーククローム、ブロンズ、エナジェティックブルーで仕上げることが可能。シャインフィニッシュのツートンカラーのブラックルーフとブラックルーフバーも選択できる。

シトロエン C5 エアクロス 改良新型(欧州仕様)シトロエン C5 エアクロス 改良新型(欧州仕様)

◆新世代の「アドバンストコンフォートシート」

新型『C4』、『C5X』に続いて、新世代の「アドバンストコンフォートシート」を採用した。シート生地裏に特別なフォームを配することで、身体とシートの当たり感を改善する。生地裏のフォームのボリュームを15mmとして、柔らかいクッション性を実現し、疲労につながる車体の微震動をシートが吸収するという。

アドバンストコンフォートシートは、シトロエンの「アドバンストコンフォート」プログラムの成果のひとつだ。身体をソフトに優しく包み込みつつ、確実にサポートするシートを実現するために、シートクッション素材のポリウレタンフォームを研究し、業界平均に対して密度の高い独自の高密度フォームを採用した。

シトロエン C5 エアクロス 改良新型(欧州仕様)シトロエン C5 エアクロス 改良新型(欧州仕様)

リアシートを独立した3座としている点も特長だ。それぞれの乗員が等しく同じ優れた快適性を享受できるようにという考えで、導入されているという。

◆10インチのタッチスクリーンと「eトグル」スイッチ

ダッシュボード中央には、浮かんでいるように見える新しい10インチのタッチスクリーンを装備した。空調などがコントロールできるこの新しい大きな画面は、ドライバーが前方から視線をそらさないようにするために、人間工学を改善する。エアダクトは画面の下に配置され、新たに水平デザインを採用した。10インチのタッチスクリーンには、ナビゲーションシステムも組み込まれる。

シトロエン C5 エアクロス 改良新型(欧州仕様)シトロエン C5 エアクロス 改良新型(欧州仕様)

ドライバー正面には、カスタマイズ可能な12インチのデジタルディスプレイを配置した。ナビゲーションマップや先進運転支援システム(ADAS)に関する情報など、重要な情報を分かりやすく表示する。

新デザインのセンターコンソールも採用した。大型のセンターコンソールには、従来のシフトレバーに代えて、「eトグル」スイッチが配置される。グリップコントロール機能を組み込んだ新しい走行モード切り替えスイッチも装備されている。

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  2. トヨタ『ランドクルーザー300』初のハイブリッド登場!実現した「新時代のオフロード性能」とは
  3. ようやくですか! 新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』日本仕様初公開へ…土曜ニュースランキング
  4. 「赤色くるー!!」2026年モデルのカワサキ『エリミネーター』に熱視線!新カラー&グラフィック追加へ
  5. 【マツダ CX-60 XD SP 新型試乗】やっぱり素のディーゼルが一番…中村孝仁
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  2. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
  3. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  4. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  5. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
ランキングをもっと見る