モデリスタ・ノア&ヴォクシーのグリルデザインの難しさ…東京オートサロン2022

モデリスタ・ノア(向かって右)&ヴォクシー(東京オートサロン2022)
モデリスタ・ノア(向かって右)&ヴォクシー(東京オートサロン2022)全 28 枚

東京オートサロン2022モデリスタのブースで新型トヨタノア/ヴォクシー』のカスタムパーツをデザインした2名に話をきくことができた。

【画像全28枚】

トヨタカスタマイジング&ディベロップメント、開発本部デザイン部グローバルデザイングループの古長力氏と同元山大輔氏だ。おもにノアを担当したのが古長氏。ヴォクシーは元山氏の担当だ。

まず、ノア/ヴォクシーに用意されたエクステリアパーツを紹介しておく。

フロントスポイラー
サイドスカート
リアスカート
フロントグリルキット(純正交換)
シグネチャーイルミブレード(ノア:白色点灯、ヴォクシー:青色点灯)
イルミルーフスポイラー(青色点灯)
フードガーニッシュ(ノア)・フロントグリルガーニッシュ(ヴォクシー)
サイドドアガーニッシュ
ミラーガーニッシュ
バックドアガーニッシュ

ノア/ヴォクシーは兄弟車でありながら、売れている層に違いがある。ノアは正統派ファミリーミニバンとして、若いファミリーの支持がアツいが、ヴォクシーの方が少しやんちゃな感じだ。それぞれデザインのこだわりポイントはどこだろうか

古長氏(ノア担当):すべてといっていいくらいですが、まずフロントフードのガーニッシュです。グリルと合わせてフロントのデザインしています。オリジナルのグリルは3段のラインで迫力ありますが、立体的かつ繊細なカッティングをすることで、上質なイメージになるようにしています。18インチのホイールは切削ならではの造形とラメ塗装という凝った造りです。全体として、エレガントで車格がひとつ上がるデザインを目指しました。

元山氏(ヴォクシー担当):ヴォクシーはシャープさや先進性を強調するようなデザインとしました。同時にカスタム感もしっかり出すことも意識しています。ノアのグリルには白色に光る縦型のシグネチャーイルミプレートがありますが、ヴォクシーでは青色のラインがグリルの上部で光るシグネチャーイルミグリルになっています。精悍さを強調するとともに、リアのイルミルーフスポイラーと同じ青色イルミネーションランプ(LED)なので、統一感もあります。ヴォクシーはスクウェアな車なのでフロントスポイラーに斜めのラインを出すように少し動きを入れています。やはりこだわりはグリルですね。

新型ではノアもヴォクシーもかなり迫力のあるデザインとなったが、そこからさらにカスタマイズするとなると大変だったと思う。苦労した点はなんだろうか。

古長氏:デザイン的には苦労というより、ノアなら若いファミリー向けの上質なカスタマイズ感、ヴォクシーはトレンドセッターとしての独創性などチャレンジできたと思っています。強いて言えば、最近の車は前後バンパーに多数のセンサーが集中しています。スタイリング優先のカスタムパーツだと、センサーの角度が変わったり、そもそも取り付けできなくなったりします。カメラ、ミリ波レーダー、超音波センサーなどは安全運転支援機能に欠かせないものですが、モデリスタの交換パーツはADAS機能を阻害したりキャンセルしたりすることはありません。デザインはそこまで作り込んでいます。

《中尾真二》

テクノロジージャーナリスト・ライター  中尾真二

アスキー(現KADOKAWA)、オライリー・ジャパンの技術書籍の企画・編集を経て独立。現在はWebメディアを中心に取材・執筆活動を展開。インターネットは、商用解放される前の学術ネットワークの時代から利用し、ネットワーク、プログラミング、セキュリティについては企業研修講師もこなす。エレクトロニクス、コンピュータのバックグラウンドを活かし、自動車業界についてもテクノロジーを中心に取材活動を行う。

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