ジープのPHV、最大6倍の速さで充電可能に…自宅用の新システムを米国設定

フル充電にかかる時間は2時間強

EVモードは最大約40km

3種類の走行モードが切り替え可能

ジープのPHV向けの新開発の自宅用充電システム「プラグインウォールチャージャー」
ジープのPHV向けの新開発の自宅用充電システム「プラグインウォールチャージャー」全 29 枚

ジープ(Jeep)ブランドは1月18日、米国向けの新型『グランドチェロキー』と『ラングラー』のPHV「4xe」に、新開発の自宅用充電システム「プラグインウォールチャージャー」を設定すると発表した。

【画像全29枚】

◆フル充電にかかる時間は2時間強

プラグインウォールチャージャーは、32アンペア/最大7.7kWの電力を供給する。このレベル2(240ボルト)新しい充電ユニットは、標準装備されているレベル1(120ボルト)充電器の最大6倍の速さで充電できる。フル充電にかかる時間は、2時間強という。

新たにWi-Fi接続機能を採用した。これにより、ユーザーはスマートフォンにダウンロードしたアプリやウェブサイトを通じて、車両の充電状態を遠隔でモニターすることができる。

新しい充電ユニットは、「EnergyStar」から認定を受けたスマートグリッドだ。効率やコストのバランスが取れているため、ユーザーは低料金で充電し、可能な場合はエネルギークレジットプログラムに参加することで、エネルギーコストを削減できるという。

ポータブルかつ軽量、ロック可能で、屋内と屋外を問わない充電用の耐候性を備えたシステムには、3年間の保証が付帯する。米国での価格は、599ドル(約6万8000円)。新しい充電ユニットは、ジープの販売店でオーダーできる。

ジープ・ラングラー 4xeジープ・ラングラー 4xe

◆EVモードは最大約40km

新型『グランドチェロキー4xe』と『ラングラー4xe』のPHVパワートレインは、エンジンが直噴2.0リットル直列4気筒ガソリンターボだ。シリンダーヘッドに直接取り付けられたツインスクロールの低慣性ターボチャージャーによって、優れたレスポンスとパフォーマンス、燃費を追求している。

従来のオルタネーターに代えて、「eトルク」と呼ばれるベルト・スタート・ジェネレーターを採用する。モーターは、8速ATと一体設計された。このモーターは、最大出力134hp、最大トルク25kgmを引き出す。エンジンとモーターを合わせたPHVシステム全体で、375hpのパワーと65kgmのトルクを獲得する。

バッテリーは、蓄電容量が17kWhだ。EVモードでは、WLTPサイクルで新型グランドチェロキー4xeが最大およそ40km、ラングラー4xeは最大およそ34kmをゼロエミッション走行できる。

ジープ・ラングラー 4xeジープ・ラングラー 4xe

◆3種類の走行モードが切り替え可能

「E Selec」と呼ばれる3種類の走行モードが切り替えられる。ドライバーは、ステアリングホイール左側のインストルメントパネルのボタンを操作して、パワートレインモードを選択する。選択したモードに関係なく、バッテリー残量が少なくなると、自動的に「ハイブリッド」モードに切り替わる。

ハイブリッドモードは基本モードで、2.0リットルエンジンと電気モーターのトルクを最適にバランスする。このモードでは、パワートレインは最初にバッテリーの電力を使用し、バッテリー残量が少なくなると、エンジンからの駆動力を追加する。

「エレクトリック」モードでは、パワートレインは、バッテリー残量が少なくなるまで、ゼロエミッションで走行する。「eセーブ」モードでは、2.0リッターエンジンからの駆動力を優先し、バッテリーの電力を節約する。ドライバーは、「Uconnect5」モニターを介して、eセーブモード中に、バッテリーセーブとバッテリー充電のどちらかを選択することもできる、としている。

《森脇稔》

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