電動ピックアップのリビアン『R1T』、スキッドプレートに金属調加飾フィルム

リビアンR1T
リビアンR1T全 9 枚

米新興EVメーカーのリビアンは、出荷を始めた電動ピックアップトラック『R1T』のフロント&リアの、スキッドプレートの表皮材に、ウェーブロック・アドバンスト・テクノロジーの金属調加飾フィルム(サテン調)を選定した。近く生産を開始するSUV『R1S』への供給も決定している。

【画像全9枚】

スキッドプレートとは、自動車の車体下側が地面と接触した時に車体の損傷を防ぐための部品。従来は基材のABS樹脂やポリプロピレン樹脂にメッキを施すのが一般的だが、リビアンはメッキ代替として金属調加飾フィルムを採用した。

金属調加飾フィルムは樹脂パーツの表面を覆うフィルムだ。外側から貼るのではなく、光輝テープと樹脂を押出機で成形したり、型に流して射出成形したりする。金属調だけでなく、色やテクスチャーもデザインでき、見た目は金属調でも光を透過したり、微細な穴を設けることで通電性を保つこともできる。北米でフォード『マスタング』のフロント透過エンブレムに採用されたり、日本でスマートエントリーシステム対応のドアハンドルなどに採用されたりしている。車内パーツでの採用例も増えた。

金属調加飾フィルムは、有害性が議論される物質が含まれるメッキやCO2の排出が多い塗装と比べて環境に優しく、また当然のことながら防錆だ。リビアンはサステナビリティと環境に優しい技術の搭載を企業理念としており、メッキ代替として金属調加飾フィルムの採用を決めた。

ウェーブロック・アドバンスト・テクノロジーは、リビアンによる採用が他自動車メーカーでのフィルム採用に向けて追い風になると期待する。これを弾みにアメリカ、ならびに世界での市場を拡大し、2021年3月期に41億円の売上は、24年3月期に59億円を計画し、100億円突破をめざす。

電気自動車(EV)メーカーのリビアンは2009年に設立され、三菱自動車が閉鎖したイリノイ州ノーマルの工場を買い取り本拠とした。米アマゾン・ドット・コムや米フォードモーター、日本からは住友商事が出資しており、EVメーカーのパイオニアであるテスラを引き合いに「ネクスト・テスラ」とも評される。2021年11月にNASDAQ への新規株式公開(IPO)を果たし、同年の自動車のIPOとしては世界最大規模となった。アマゾンとは共同で商用EVの開発を進め、すでに10万台を受注している。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. レクサス『IS』が14年ぶりフルモデルチェンジへ ! 600馬力のBEVセダンに変身!?
  2. ハーレーの新型は「自動車免許」で乗れる!…土曜ニュースランキング
  3. ホイールスペーサーは本当に危険か? 安全にツライチ化するための正しい選び方~カスタムHOW TO~
  4. 「自動車免許で乗れる」新型ハーレー初公開へ、大阪・東京モーターサイクルショーでずらり最新17モデルを展示
  5. 高市首相「石油備蓄放出」表明、「3月12日よりガソリン・軽油・灯油大幅値上げ」“予告メール”の現実味[新聞ウォッチ]
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る