コロナ禍での混雑回避を「そっと後押し」…山手線で行動変容を促す実験 1月24日から

募集したモニターを通して行動変容を促す実験が行なわれる山手線。
募集したモニターを通して行動変容を促す実験が行なわれる山手線。全 3 枚

JR東日本は1月21日、NTTドコモや日本電信電話(NTT)と共同で行動変容を促す実験を1月24日から山手線で実施すると発表した。

コロナ禍においてはテレワークなどの働き方改革により密集や混雑を回避する「新しい生活様式」が求められているが、この実験では山手線の混雑傾向を統計データに基づき把握した上で、モニターとして募集した1000人程度の山手線利用客を対象に、各人の心理的特性を含むプロファイル情報に合ったメッセージをスマートフォンなどへ配信し、混雑時間を避ける行動や代替移動手段の利用などを促す。

これは最適な行動を自発的に選択できるように「そっと後押しする」ことを意味する「nudge」(ナッジ)と呼ばれる行動経済学上の取組みで、費用対効果が高いことで注目を集めているという。

JR東日本ら3者は、実験を通して変容促進と実際の行動の関連性を分析し、混雑解消へ向けた行動変容促進技術の有効性を検証するとしている。

行動変容を促す実験のイメージ。行動変容を促す実験のイメージ。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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