東京メトロ有楽町線と南北線の延伸は2030年代半ば…江東区と品川駅で地下鉄の空白を解消

東京メトロ 有楽町線&副都心線用17000系
東京メトロ 有楽町線&副都心線用17000系全 5 枚

東京地下鉄(東京メトロ)は1月28日、国土交通大臣に対して有楽町線延伸区間(豊洲~住吉間4.8km)、南北線延伸区間(品川~白金高輪2.5km)の鉄道事業許可を申請したと発表した。

総事業費約2690億円が投じられる有楽町線の延伸区間は、近年、再開発が進展している豊洲周辺を含む臨海地域へのアクセス向上や、東京メトロ東西線、JR京葉線の混雑緩和を図るため、地下鉄の空白地域である東京都江東区の南北を縦断する形で計画。途中には3つの新駅が設けられ、東京メトロ東西線や半蔵門線、都営新宿線と接続する。

一方、総事業費約1310億円が投じられる南北線の延伸区間も地下鉄の空白地域で、首都圏屈指の鉄道の結節点として注目されている品川駅を中心とした「都心部・品川地下鉄」構想の一環として計画されたもの。

開業目標はともに2030年代半ばとされており、東京メトロでは「地下鉄ネットワークの充実を図ることで、東京圏の国際競争力の強化に貢献してまいります」としている。

有楽町線延伸区間(右)、南北線延伸区間(左)の概略図。有楽町線は3駅、南北線は1駅が新設される。豊洲~住吉間は江東区にとっては悲願ともいえる路線だ。有楽町線延伸区間(右)、南北線延伸区間(左)の概略図。有楽町線は3駅、南北線は1駅が新設される。豊洲~住吉間は江東区にとっては悲願ともいえる路線だ。

《佐藤正樹(キハユニ工房)》

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