憧れの名車をコレクションしたり、自分の欲しいコレクションを揃えたり、なにより手のひらサイズでいつでもどこでも楽しめるのはミニカーならではの愉しみ方―。
そんな世界中のクルマ好きのココロをガッチリ掴んで、大人から子供まで幅広い世代に親しまれているのが、販売台数世界一*を誇るマテルのダイキャストカーブランド「ホットウィール」(Hot Wheels)。
2022年2月発売の超目玉は、なんといってもホットウィール史上初の軽トラ!さらに2つのスタイルで仕上げられたVWバスや、ホンダ『シティ』、日産『ローレル2000SGX』など、注目のラインナップが登場予定。そこで発売間近の注目モデルをチェックしていこう。
*出典NPD 2019年調べホットウィールになんとニッポンの軽トラ『マイティ K』が登場!

ニッポンが誇る軽トラ文化が、いよいよアメリカ発のホットウィールベーシックカーシリーズにまで波及! その名も「マイティ K」。ホットウィールのオリジナルデザインとしての登場で、どこかダイハツ『ハイゼットトラック』やスズキ『キャリイ』を想わせるデザイン。
日本の軽トラック市場は、国内年間販売台数が15万台を超える規模。商業・農業・漁業・林業などのフィールドのほか、昨今の移住ブームや地方暮らし傾向で、マイカーとして軽トラを選ぶ人も増えているほど。

そんな軽トラをホットウィール流に解釈すると、ド迫力のレーシングスタイルになるから面白い。フロントには手が切れそうな勢いのスポイラーのほか、前輪には強烈なオーバーフェンダー、そして荷台サイドには“ホットホイール”という昭和なカタカナ文字のプリントが熱い…!
コックピット後部にはウイングを装備、さらに荷台にはロールゲージとスペアタイヤが準備されており、いまにも走りだしそうなスタイリングだ。
ドアなどに記された「ASADA TIRE SHOP」は、ホットウィールマニアならお馴染みの伝説的な日本人ミニカーデザイナーであるリュウ・アサダ氏をリスペクトした仕様。ファンにはたまらない1台となるだろう。
ホットウィールがVWバスでドラッグレースに出るとこうなる!?

そして人気のホットウィール「ブールバード アソート」シリーズからは、2つのフォルクスワーゲンバスが登場。どちらもフォルクスワーゲン『タイプ2』をモチーフにしたデザインで、この両デザインともまさにホットウィールらしいつくり込み。
それが、ホットウィールブルーバードアソートの「フォルクスワーゲン ドラッグバス」。気持ちいいぐらいにアメリカンドラッグレースをイメージさせるデザイン。

フォルクスワーゲン タイプ2と想わせるのは、大きなVWマークと両目ライト、前面の2分割窓ぐらい。それ以外は、これでもか!という勢いで、アメリカンドラッグレースのファニーカー仕様に仕立て、強烈なヒップアップデザインがかっこいい。
リアの巨大なルーフウイングや後輪は、いまみても「世界一速いバス」と想わせる。サイドからのびる野太いエキゾーストパイプも印象的。リアをみるとパラシュートを格納するドラッグシュートや、大排気量エンジンが露出するリアゲートも、本場のドラッグマシンさながらのインパクトのある仕上りだ。
アメリカ西海岸のリアルなヒッピー感
VWデラックスステーションワゴン

こうしたTHEアメリカンドラッグなデザインのVWバスもあれば、対照的に定番デザインのVWバスのスタイルをホットウィールらしいディティールで表現したのがこの1台。1950年代から登場したフォルクスワーゲン『タイプ2』は、かわいらしい表情のフロント、大きなVWマークと前面の2枚窓などが印象的。

このVWタイプ2はビンテージカーファンや熱狂的な愛好家が、未だに中古市場を追いかけるほど人気の高い名車のひとつ。アメリカ西海岸のロードサイドで見かけるようなデザインとカラーリングが印象的で爽やかなスタイリングに仕上げられている。
ホットウィールブルーバードアソートに組み入れられた「フォルクスワーゲン デラックスステーションワゴン」。パノラミックウィンドウやルーフまで回り込んだ小窓が連続する、タイプ2の希少モデル“21WINDOW”がモチーフとなっているのも通好みの1台だ。
リアルライダー (ゴム製タイヤ) の「ブルーバードアソート」は5種類のモデルが新登場!
対照的なスタイリングの2つのフォルクスワーゲンタイプ2が組み入れられた、2月下旬発売の「ブルーバードアソート」。大きな特徴は“リアルライダー(Real Rider)”と呼ばれるゴム製タイヤを採用することで、ベーシックカーとは異なる本物感を高めている。その他にも「アキュラNSX GT3」や「BAJA BOUNCER」、「日産ローレル 2000 SGX」といった、レーシーで迫力あるデザインの新作が計5車種発売される。

アキュラNSX GT3は、文字通りGT3のレギュレーションに適合させて開発されたレーシングカー。実車は市販モデルのホンダ『NSX』にあるハイブリッドシステムを搭載せず、強大な熱に耐えられるよう強烈なインタークーラーを搭載したエンジン車で登場している。

BAJA BOUNCER(バハ・バウンサー)は、ホットウィールオリジナルのトロフィー・トラック。今回は、サイドに「ホットウィール」という伝統のロゴが入るタイプで、先行して発売されているモデルと同じく、リアのトラックスペースには巨大なスペアタイヤが装備された。

日産ローレル 2000 SGX は、日産が1972(昭和47)年にリリースした2ドアモデルのホットエアロカスタム系。迫力あるオーバーフェンダーにワイドタイヤ、フロントにはこれまた手が切れそうな鋭い直線的なスポイラーを装着。特徴のひとつであるサイドのシャープなウエッジシェイプや、リアサイドの膨らみを見事に再現しているのもポイントだ。
ホットウィール「ベーシックカー」シリーズは2月発売モデルにも注目!

ホットウィール ベーシックカー「85 ホンダ シティ ターボ II」は、1981(昭和56)年に発売され、毎年のように新グレードや新仕様を追加していたホンダの小型ハッチバック車『シティ』の高性能版『シティターボII』を使ったワンメイクレースの競技用車両がモチーフ。市販車とは異なる前後オーバーフェンダーやルーフ後端のスポイラーが、その速さと迫力ある印象を与えている。

「マツダ・レプ」は、Rotary Engine Pick Up(ロータリーエンジンピックアップ)を略した、REPU(レプ)の愛称で親しまれた名車がモチーフ。マツダがアメリカ市場限定で発売したモデルだ。
標準モデルとは異なるオーバーフェンダー調のボディ、フロントグリル、そして丸型4灯のテールランプなど、同車の特徴を正確にトレースし、そこにホットウィールらしい迫力のスタイルでディティールアップ。

「メルセデス・ベンツ Aクラス」はメルセデス・ベンツのエントリーモデルとして1997年に登場したAクラスで、日本でも2018年に発売が開始された4代目をミニカー化。標準的なモデルとなるA250をモチーフにし、鮮明なパッド印刷を駆使した灯火類の表現で、印象度をアップさせたモデル。オーナーでなくともほしいと想わせるホットウィールらしいディティールが冴える!

そして最後に紹介する「BMW 3.0 CLS レースカー」は、市販車『3.0CS』をベースに、ホモロゲーション(競技車両の資格取得用)モデルとして開発された高性能仕様。軽量化を果たし、フロントスポイラー他のエアロパーツで武装した3.0CSLをベースに、FIAの定めたグループ2規定に合致する前後のシルエットフェンダーを備えたモデル。
一直線にのびるキャラクターラインの四隅にはホットウィールらしいワイドなタイヤが組合せ、いまにも走り出しそうな勢いのあるデザインが印象的。
価格もリーズナブル、思わずコレクションしたくなる!

2022年2月から、店頭で単品販売が始まったホットウィール「ベーシックカー」シリーズ&「ブルーバードアソート」。ここで紹介した画像からも、ほかのミニカーメーカーが真似できない、ホットウィールらしいディテールが各車にインストールされていて、思わず「欲しい…!」と唸るものばかり。
価格はベーシックシリーズが330円(税込)、ブルーバードシリーズが770円(税込)からと、手に入れやすいうえに、思わずコレクションしたくなる手頃さが心を揺さぶる。
「あっ、これいいかも」って思った人は、迷うことなく量販店、玩具店やEC、ホビーショップへいってみよう。最新情報は公式ウェブサイトからチェック!
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