ジャガーのEV『I-PACE』、アマゾン「アレクサ」車載化…欧州仕様

既存ユーザーもソフトの無線更新でアレクサの車載化が可能に

スマートホーム機能を遠隔制御することも可能

ツインモーターは最大出力400ps

ジャガー I-PACE(欧州仕様)
ジャガー I-PACE(欧州仕様)全 7 枚

ジャガーカーズは2月3日、EVのジャガー『I-PACE』の欧州仕様車にアマゾン(Amazon)の音声アシスト、「アレクサ(Alexa)」を車載化すると発表した。

写真:ジャガー I-PACE

◆既存ユーザーもソフトの無線更新でアレクサの車載化が可能に

I-PACEがアレクサを搭載した最初のジャガーになる。I-PACEのユーザーは、「Pivi Pro」インフォテインメントシステムのナビゲーションやメディア再生、PiviProを通じた電話やスマートデバイスなどの操作を、アレクサへの音声コマンドで行える。I-PACEに続いて、Pivi Proを搭載したすべての新しいジャガー車には、アレクサが車載化される予定だ。

例えば、目的地までの道案内、プレイリストの再生、最寄りのコーヒーショップの検索などのリクエストを、音声で行うことができる。質問するだけで、最新のニュースや天気をチェックしたり、スケジュールや買い物リストを管理したりすることもできる。

Pivi Proを搭載した5万5000台を超えるI-PACEの既存ユーザーも、ソフトウェアの無線更新「OTA(オーバーザエア)」で、アレクサが車載化される。ユーザーには、車両のタッチスクリーンに無線更新の準備が整ったことが通知される。

ジャガー I-PACE(欧州仕様)ジャガー I-PACE(欧州仕様)

◆スマートホーム機能を遠隔制御することも可能

アレクサの音声エクスペリエンスは、直感的に使用できる。そのため、ユーザーはステアリングホイールを握り、前方に視線を向けたまま、各種操作を簡単に行うことができる。アレクサを利用すると、I-PACEから自宅の暖房や照明などのスマートホーム機能を遠隔制御することも可能。たとえば、「アレクサ、リビングルームの空調温度を20度に設定して」と話しかけるだけで済む。

英国本国のユーザーは、アレクサ対応デバイスで「ジャガーリモートスキル」を利用している場合、場所を問わず、I-PACEの状態を遠隔で確認できる。例えば、バッテリーの残量や充電の完了、ドアのロック状態が遠隔で確認できる。

また、I-PACEには、ワイヤレスのApple「CarPlay」を搭載したスマートフォンパックが標準装備される。ワイヤレスのグーグル「AndroidAuto」も標準装備だ。さらに、Pivi Proは2台のスマートフォンを同時に接続でき、センターコンソールの下にあるオプションのワイヤレスデバイス充電パッドは、ネットワーク受信とWi-Fiを改善するための信号ブースターを備えている。

◆ツインモーターは最大出力400ps

I-PACE のEVパワートレインは、モーターを前後アクスルに搭載し、4輪を駆動する。2個のモーターは合計で400psのパワーと、71kgmのトルクを引き出す。前後重量配分は、50対50と理想的なバランスを追求した。強力なモーターの効果で、0~100km/h加速4.8秒のパフォーマンスを実現する。

バッテリーはリチウムイオンで、蓄電容量は90kWhと大容量だ。1回の充電での航続は、最大で470km(WLTP計測モード)の性能を備える。DC100kWの急速チャージャーを使えば、約127kmの走行分を、およそ15分で充電できる。家庭用の出力7kWの ACウォールボックスを使用した場合、およそ13時間で充電できる。

さらに出発前、I-PACEの優先充電機能を使うと、充電の開始時間と終了時間を設定できる。これにより、例えば、夜間の割安な電気料金を利用して充電できる。また、バッテリーをフル充電以外の容量で充電するように、設定することも可能、としている。

《森脇稔》

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