ケーニグセグ、新型PHVスーパーカー生産へ…本社工場を拡張

ケーニグセグのスウェーデン本社工場の拡張工事の完成イメージ
ケーニグセグのスウェーデン本社工場の拡張工事の完成イメージ全 6 枚

ケーニグセグ(Koenigsegg)は2月4日、新型プラグインハイブリッド(PHV)スーパーカー、『ジェメラ』の生産開始に向けて、スウェーデン本社工場を拡張すると発表した。

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ジェメラを組み立てる新しい工場は、ケーニグセグの本社ビルに隣接しており、4つの旧空軍格納庫を生産と組み立てスペースに改修する。新工場の外観デザインは、かつてのスウェーデンの工場の特長だったアコーディオンのようなレイアウトを採用する。工場内部には、生産計画に合わせて拡張可能なスペースが設けられる。

また、新工場には、カスタマーラウンジやショールーム、倉庫、試作スペース、エクスペリエンスセンター、テストコースなどが設置される予定だ。拡張により、建物の面積は3万平方m以上に広がる。

ジェメラのPHVパワートレインは、電気モーターが後輪の左右とフロントに合計3個レイアウトされ、最大出力1100hpを獲得する。ミッドシップの「TFG」と名付けられた2.0リットル3気筒ツインターボエンジンは、最大出力600hp/7500rpm、最大トルク61.2kgm/2000~7000rpmだ。システム全体で、1700hp(1.27メガワット)の出力と356.9kgmのトルクを引き出す。

乾燥重量は1715kg。動力性能は、0~100km/h加速を1.9秒で駆け抜け、最高速は400km/hに到達する。蓄電容量16.6kWhの800Vバッテリーは、EVモードで最大50kmの航続を可能にしている。

《森脇稔》

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