F1王者・フェルスタッペン、『#1』マシンを氷上で走らせる[動画]

マックス・フェルスタッペンが新たなカーナンバー#1をつけて氷上走行
マックス・フェルスタッペンが新たなカーナンバー#1をつけて氷上走行全 10 枚

2021年F1ワールドチャンピオンのマックス・フェルスタッペンレッドブル)が、王者に許される「#1」マシンを、2022年に初めて走らせた……。氷の上で!!

フェルスタッペンは2月3日、オーストリアのツェル・アム・ゼーで開催された、GPアイスレースのエキシビションで、元二輪アイスレーシング・ヨーロッパ王者のフランキー・ツォーンとともに氷上を走行した。フェルスタッペンがF1を運転するのは昨年12月以来だ。

フェルスタッペンはスピードスケートが盛んなオランダの出身だ。他のオランダ人ほどアイススケートは得意ではない、と自己評価するいっぽう、F1マシンを氷上でドライブするのも今回が初めてだ。フェルスタッペンは「事前に楽しみにしていたし、実際のドライビングもとても興味深かった。かなり滑ったので注意が必要だった。ブレーキを含むすべてが冷え切っていたし、言うまでもなく、F1マシンは氷上走行を目的にデザインされていない。かなりの高難度だったが、とても楽しかった」とコメント。ちなみにタイヤはピレリの特製タイヤ。

またマシンは旧型だが、#1が登場するのはこのイベントが初めてだ。現在のF1のカーナンバーは固定されており、チャンピオンドライバーだけは翌シーズンに#1を使用できるが、任意なので、最近は使用例がない。#1をつけたF1マシンがグリッドに並ぶのは2014年シーズン以来となる。カーナンバー変更について質問されたフェルスタッペンは笑顔を見せ、「カーナンバーを変更できるチャンスは多くないし、#1はベストナンバーなので、迷うことなく変更した。2023年シーズンで#33に戻らないことを願っている」と答えた。フェルスタッペンは2015年シーズンから#33をつけてきた。

氷上での“ウォームアップ”を終えたフェルスタッペンは2月23日から25日まで、スペインのバルセロナで行なわれるプレシーズンテストで新マシン「RB18」を試す予定だ。新型についてフェルスタッペンは「これまでとは少し違うルックスだが、F1マシンであることに変わりはない。バルセロナのテストではラップを重ねて情報を集めたい」と語る。

《高木啓》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  2. 最後のフォードエンジン搭載ケータハム、「セブン 310アンコール」発表
  3. 高機能ヘルメットスタンド、梅雨・湿気から解放する乾燥ファン搭載でMakuake登場
  4. 船上で水素を製造できる「エナジー・オブザーバー」が9年間の航海へ
  5. 「三菱っぽくないけどカッコいい」ルノーの兄弟車となる『エクリプス クロス』次期型デザインに反響
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  2. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  3. 「やっと日本仕様が見れるのか」新世代ワーゲンバス『ID. Buzz』ついに上陸! 気になるのはサイズ?価格?
  4. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  5. 「あれはなんだ?」BYDが“軽EV”を作る気になった会長の一言
ランキングをもっと見る