トヨタ セコイア 新型にオフロード仕様、「TRDプロ」…シカゴモーターショー2022出展へ

5.7リットルV8から3.5リットルV6ツインターボ+モーターにダウンサイズ

「SPORT」と「SPORT +」では電気モーターの瞬間的なレスポンスを利用

オフロード走行を支援する「マルチテレーンセレクト」

トヨタ・セコイア 新型の「TRDプロ」
トヨタ・セコイア 新型の「TRDプロ」全 16 枚

トヨタ自動車の米国部門は2月7日、大型SUVの新型『セコイア』(Toyota Sequoia)の「TRDプロ」仕様を2月12日、米国で開幕するシカゴモーターショー2022に出展すると発表した。

写真:トヨタ・セコイア 新型の「TRDプロ」

TRDプロは、「TRD」(トヨタ・レーシング・デベロップメント)の名前を付したオフロードグレードだ。TRDプロが用意されるのは、トヨタが米国市場で販売しているピックアップトラックとSUV。大型ピックアップトラックの新型『タンドラ』をはじめ、中型ピックアップトラックの『タコマ』、小型SUVの『4ランナー』などに設定されている。駆動方式は、すべて4WDとなる。

◆5.7リットルV8から3.5リットルV6ツインターボ+モーターにダウンサイズ

TRDプロのパワートレインも、他の新型セコイアのグレードと同様、ハイブリッドの「i-FORCE MAX」のみとなる。このパワートレインは、従来型セコイアの「iForce」の後継。従来型のiForceは、5.7リットルのV型8気筒ガソリン自然吸気エンジンで、最大出力は381hp、最大トルクは55.5kgmだった。

これに対して、新しいi-FORCE MAXは、ダウンサイズの排気量3445ccのV型6気筒ガソリンツインターボエンジンに、モーターを組み合わせる。モーターは、エンジンと10速オートマチックトランスミッションの間にレイアウトされた。モーターは、10速ATを介して、パワーを効率的に伝達する。エンジンの始動、EVモード走行、電気アシスト、エネルギー回生は、ハイブリッドコンポーネントを通じてのみ行われる。

トヨタ・セコイア 新型の「TRDプロ」トヨタ・セコイア 新型の「TRDプロ」

新しいi-FORCE MAXパワートレインは、最大出力437hp/5200rpm、最大トルク80.6kgm/2400rpmを獲得する。従来型のiForceの5.7リットルから、エンジン排気量をおよそ2.2リットル縮小。それでいて、2個のターボとモーターにより、パワーは56hp、トルクは25.1kgm引き上げられた。

◆「SPORT」と「SPORT +」では電気モーターの瞬間的なレスポンスを利用

i-FORCE MAXパワートレインは、あらゆる状況で最大のパフォーマンスと最大の効率を提供するように設計されている。キャンピングカーなどの牽引時には、ハイブリッドシステムによって、パワーとトルクが追加される。市街地の低速走行では、EVモードが静粛性と燃費の向上を実現する。高速道路では、レスポンスの高いリニアなパワーデリバリーをもたらす。2400rpmという低回転域で得られる80.6kgmの最大トルクが、オフロード走行を支援する。

新開発のパワーコントロールユニット(PCU)を採用し、優れたバッテリー耐久性と熱性能を追求した。ニッケル水素(Ni-MH)バッテリーは、後部座席の下にレイアウトされている。10速電子制御オートマチックトランスミッション「ECTi」は、シーケンシャルシフトモード、上り坂/下り坂のシフトロジック、「TOW」と「HAUL」の走行モードを備えている。

また、走行モードの「SPORT」、「SPORT +」を選ぶと、i-FORCE MAXは電気モーターの瞬間的なレスポンスを利用する。電気モーターは低速走行の大部分をまかなうが、30km/hを超えると、ガソリンエンジンが始動し、中高速域で優れたパフォーマンスを追求する。TOWとHAULモードでは、i-FORCE MAXシステムが常に作動。牽引時に優れた加速とトルクをもたらすという。

トヨタ・セコイア 新型の「TRDプロ」トヨタ・セコイア 新型の「TRDプロ」

◆オフロード走行を支援する「マルチテレーンセレクト」

新型セコイアのTRDプロでは、オフロードでのパフォーマンスを最大限に高めるために、FOX製バイパスショックを標準装備した。選択式のロッキングリアディファレンシャルも採用する。TRDプロには、新開発のフロントスタビライザー、赤い塗装のサスペンションパーツ、アルミ製のTRDフロントスキッドプレート、アンダーボディプロテクション、オールテレーンタイヤ、BBS製アルミホイールなどが装備されている。

TRDプロには、オフロード走行を支援する「マルチテレーンセレクト」を標準装備する。マルチテレーンセレクトの設定を変更することにより、さまざまな地形でホイールスピンを制御する。「CRAWLコントロール」は、5つの選択可能な速度のいずれかを維持しながら、ドライバーがステアリング操作に集中できるようにする低速のオフロードクルーズコントロールとして機能する。ダウンヒルアシストコントロールは、下り坂での車両の速度を制限することにより、ドライバーが険しい斜面を下るのを支援する。

TRDプロには、2列目キャプテンシート、ヒーター付きTRDステアリングホイール、シートとシフトノブのTRDアクセントTRDルーフラックなどを装備する。フロントグリルには、「TOYOTA」のエンブレムが添えられている。

トヨタ・セコイア 新型の「TRDプロ」トヨタ・セコイア 新型の「TRDプロ」

《森脇稔》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

レスポンス公式TikTok

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. いすゞのピックアップトラック『D-MAX』、タイからの並行輸入で7月1日発売…税抜1000万円
  2. ホンダ『シビックタイプR』受注停止のままモデルチェンジへ、登場は2026年秋か…最終デザイン
  3. 「第3のエコカー」10年ぶり全面刷新か? ダイハツ『ミライース』DNGA採用で燃費さらに向上へ
  4. 三菱『パジェロミニ』を北米投入か? 「ベイビー・パジェロ」は新たな武器になる!
  5. ランボルギーニの世界15台限定スーパーカー『Fenomeno Roadster』、ブリヂストン「POTENZA SPORT」新車装着
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. ボルボカーズ、2028年以降の車両にアプティブのGen 8レーダー採用へ…悪天候や複雑な市街地でも高精度センシング
  2. 日立製作所、製造業向けAIエージェント「品質ナレッジシステム」開発…トラブル対応事例の検索時間を約9割削減
  3. 7/27申込締切 【激変するインド自動車産業】政策転換とEVシフト、クイックコマースが拓く日本企業の勝機
  4. 超高硬度クロムめっき、EV・半導体部品の長寿命化に貢献…大型量産設備をサン工業が稼働 
  5. ボッシュがなぜ「しろくまくん」を買収したのか? “熱とAI”が変える、SDV時代の勝算
ランキングをもっと見る