低音強化、興味があるなら選ぶべきは一択[カーオーディオ システムアップ AtoZ]

「サブウーファー出力」が装備されている市販AV一体型ナビの一例(ケンウッド・彩速ナビ MDV-M908HDL)。
「サブウーファー出力」が装備されている市販AV一体型ナビの一例(ケンウッド・彩速ナビ MDV-M908HDL)。全 8 枚

カーオーディオシステムのバージョンアップを実行すると、ドライブは今よりもっと楽しくなる。好きな音楽をより良い音で満喫できるようになるからだ。当連載では、その実践に向けての製品選びの基礎知識を解説している。

「サブウーファー出力」が装備されている市販AV一体型ナビの一例(ケンウッド・彩速ナビ MDV-M908HDF)。「サブウーファー出力」が装備されている市販AV一体型ナビの一例(ケンウッド・彩速ナビ MDV-M908HDF)。

現在は、AV一体型ナビのセレクト法を説明している。これまでは、カーオーディオメインユニットとしてどのような機能が装備されていると使いやすくなるのかを説明してきた。それに引き続いて今回は、とある機能にフォーカスする。それは、「サブウーファー出力」だ。もしも将来的なサブウーファーの導入が視野に入っているのなら、当機能が備わっているAV一体型ナビを選びたい。

その理由を説明していこう。まず「サブウーファー出力」とは文字どおり、サブウーファーを鳴らすための外部音声出力だが、これが備わっているとサブウーファーのサウンドをコントロールしやすくなる。なぜなら、「サブウーファー出力」が備わっていると併せて「クロスオーバー機能」も搭載されることとなる場合が多いからだ。

「サブウーファー出力」が装備されている市販AV一体型ナビの一例(ケンウッド・彩速ナビ MDV-M808HDW)。「サブウーファー出力」が装備されている市販AV一体型ナビの一例(ケンウッド・彩速ナビ MDV-M808HDW)。

これが使えるようになると重低音のコントロールがしやすくなるその理由は、以下のとおりだ。「クロスオーバー機能」とは、音楽信号の帯域分割を行う機能なのだが、「サブウーファー出力」とセットで装備される「クロスオーバー機能」では、フロントスピーカーとサブウーファー間の音楽信号の帯域分割を行える。例えば、境目を80Hzに設定してそこから上の帯域の音の再生をドアスピーカーに担当させ、そこから下の帯域の音の再生をサブウーファーに任せる、というような設定が可能となる。

対して「クロスオーバー機能」が備わっていないAV一体型ナビでサブウーファーを鳴らす場合には、ドアスピーカーからも80Hz以下の音が聴こえてくる。そもそもドアスピーカーはそのあたりよりも低い音の再生を苦手としているので、ドアスピーカーから聴こえてくる重低音の音量はそれほど大きくはないのだが、そうはいっても多少は聴こえてくる。そしてその音が、フロントスピーカーの音とサブウーファーの音との良好な繋がりを阻害する。重低音がダブって聴こえてしまうので、音の輪郭も2重になってしまうからだ。しかも、ドアスピーカーから聴こえてくる重低音は質が良くない。ゆえに、単に邪魔なだけなのだ。

「サブウーファー出力」が装備されている市販AV一体型ナビの一例(パナソニック・ストラーダ CN-F1X10BHD)。「サブウーファー出力」が装備されている市販AV一体型ナビの一例(パナソニック・ストラーダ CN-F1X10BHD)。

しかし「クロスオーバー機能」が使えると、ドアスピーカーから聴こえてくる重低音をカットできる。結果、サブウーファーが奏でる重低音がフロントスピーカーの音と繋がりやすくなる。そうして、重低音も目の前から聴こえてくるようにチューニングすることも可能となるのだ。

なおこのような聴こえ方のことは、「低音の前方定位」と呼ばれている。「クロスオーバー機能」が使えると、「低音の前方定位」を実現しやすくなる、というわけだ。

「サブウーファー出力」が装備されている市販AV一体型ナビの一例(パナソニック・ストラーダ CN-F1X10HD)。「サブウーファー出力」が装備されている市販AV一体型ナビの一例(パナソニック・ストラーダ CN-F1X10HD)。

今回以上だ。次回も良い音で音楽を楽しみたいと想ったときのAV一体型ナビのチョイスのポイントを解説していく。お楽しみに。

“低音強化”に興味があれば選ぶべきは一択!? システムアップのための、カーオーディオユニット“AtoZ”! lesson 02「メインユニット編」その8

《太田祥三》

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